異議申立て制度が復活

特許庁によると、「特許法等の一部を改正する法律案」が5月14日に公布されたそうです。
一部を除いて、施行日は公布日から一年以内とのことです。

詳しい内容は特許庁や各特許事務所サイトなどをご参照頂きたいですが、要点は以下の様です。

  • 特許法で、異議申し立て制度の復活
  • 国際意匠登録出願(意匠版PCTみたいな制度)が可能になった
  • 色彩や音等の商標が登録可能になった

<特許庁のお知らせ>
http://www.jpo.go.jp/torikumi/kaisei/kaisei2/tokkyohoutou_kaiei_260514.htm

<法律事務所による法改正についての解説(PDFファイル)>
http://www.amt-law.com/pdf/bulletins6_pdf/IPETN2014-1.pdf

 

色彩や音の商標が登録可能になったというのも大きい話ですが、特許実務を主にやる人にとってデカいのはやはり異議申し立て制度の復活でしょう。

異議申し立てでは無効審判のように当事者対立構造をとらず、申し立て時に書面を特許庁に提出するだけなので、それほど費用も手間もかかりません。

そのため、なんか嫌な特許だなぁと思われたら、とりあえず異議申し立てをかけられる可能性があります。(逆も然り)

もちろん異議申し立てをかけられた場合、放っておくと特許が取り消されるので、当然何らか対応する必要があるのですが、今までよりも単純にその分の対応の手間が増えますよね。

情報提供のノリでガンガン異議申し立てをかけられると大変そうです。。

実際、昔、先輩から聞いた話では、過去に異議申し立て制度が存在していた頃は、異議申し立てへの対応でかなり工数がさかれていたんだそうです。
(そして、異議申し立てが廃止になると、仕事が一気に減ったんだとか。)

というわけで、特許権利化担当をしている人は仕事が増えそうですね。