採用基準

公開日: : 最終更新日:2017/02/16 書評(一般書)

採用基準
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伊賀 泰代
ダイヤモンド社
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昔読んだキャリア関連の本になりますが、いいことを言っているなぁと思ったので紹介します。

採用基準」という本です。

著者は伊賀泰代氏。

伊賀氏は、マッキンゼーで長く採用担当として、多くのコンサルタントのキャリア形成に関わってきた方とのことです。

筆者の肩書と本書のタイトルからすると、マッキンゼーに入るための方法論が綴られているのかと思いますが、実はそのような話ではなく、主旨は別のところにあります。
(まあ、結果的には、マッキンゼーの採用基準的なことも語られるのですが)

本書のテーマを一言で言えば、「リーダーシップ」です!
 


“"

 

何故リーダーシップが重要なのか?

本書で強調されるのは、リーダーシップとはリーダーのみに求められるものではないということです。

リーダーシップは、全ての人が持つべき必須スキルであるということ。

そして、リーダーシップとは、カリスマリーダーのような特殊な人のみが先天的に持ち合わせているものではなく、訓練次第で誰でもその力を伸ばせるものであるということです。

 

では、何故、肩書き上のリーダー(課長やプロジェクトリーダーなど)だけでなく、そうでない人までもリーダーシップが求められるのでしょうか?

本書によれば、組織の各人がリーダーシップを持っていれば、各自が全体としてどうするべきなのかを判断して行動するので、意思決定がスムーズになるし、仕事のスピードも上がるためです。

また、個人のキャリアとしても、リーダーシップを磨けば、多くの人を巻き込んでより大きな成果を上げることが可能となるため、人生の可能性(仕事、プライベートを含めて)が大きく広がるのです。

 

このような考え方を知って、なるほど〜と、目から鱗が落ちる思いがしました。

というのも、恥ずかしながら、私も、リーダーシップとは会社のマネージャークラスになって初めて求められるものであり、それ以外のポジションの人間には発揮する機会のないものだと思っていたからです。

さらには、リーダーシップなんていうと、我が強くて仕切りたがり屋みたいなネガティブなイメージが思い浮かんでさえいました・・・。

筆者は、私のように多くの日本人がリーダーシップについて誤った認識をしており、学校などの教育の場などでもリーダーシップを鍛える機会がほとんどないことに強い危機感を覚えているようです。

 

みんながリーダーシップを持つ組織

よくよく考えてみると、組織においてリーダーシップを持っている人が多いと、組織としてより良いものになるというのは、私も体験しているところです。

私が前職で勤めていた会社は、いわゆる日本大企業であり、仕事の性質上ルーチンワークが多いせいか、指示待ち型の人が多かったように思えます。

なので、会社としての全体最適よりも、個人や部門の都合が優先させる傾向にあり、意思決定や実行のスピードが非常に遅い、実際上の効率や有効性を無視した仕組みがまかり通る、優先して取り組むべき課題が放置される(もしくは、そもそも認識されていない)場合があったという印象があります。

一方で、現在勤めている会社では、会社の規模が小さいせいか、本書でいうリーダーシップを持った人が相対的に多いという印象です。

各人が自分がなんとかしなきゃという思いで、自分の意思を持って仕事を進めていくため、連携が取りやすく格段に速いスピードで物事が進んでいきます。

やはり、後者の方が仕事がしやすいし、組織としてよく回っていると思います。

 

最後に

というわけで、本書は自分のキャリアを真剣に考えている人に対して、非常におすすめです。

読むと、きっと何かしらの気付きが得られると思います。

自分も本書を読んで、リーダーシップというものを意識して身に付けていかなければならないなと強く感じました。

仕事に限らず、日常生活でも、リーダーシップを発揮する機会を見つけて、チャレンジしていかなければならないですね。

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