「学歴なんて関係無い」と言われる世の中ですが、世間的に良い会社に入れるかは学歴である程度決まってしまうのは公然の秘密。
学歴が高くないので、新卒で大企業に入れず、結局パッとしない会社に入ってしまった。
社内で昇給や昇進の見込みも大してないし、かと言って転職するほどのスキルもない。
このまま人生が終わってしまうのか・・・
といったように、行き詰まりを感じている人もいるかもしれません。
しかし、そんな方でも資格というチャンスが残されています。
素晴らしい資格を取れば、それを武器にキャリアを爆上げ!
人生を一発逆転することができるかもしれません。
というわけで、この記事では、
資格で人生一発逆転したい!
と考えている方に向けて、おすすめの一発逆転資格をご紹介します!
ちなみに、これを書いている私は実際に難関資格に挑戦して、いくつか資格を持っています。
資格については人並み以上の知識があるので、参考にして頂けると思います。
本記事の内容
人生を一発逆転できる資格の条件
世の中に資格と呼ばれるものはごまんとあります。
国家資格から、どこぞの企業が認定する怪しい民間資格まで様々。
その数は3000種類以上あると言われています。
しかし、「一発逆転」と呼ぶにふさわしい資格は限られます。
いくら資格を取っても、それが全く役に立たなかったり、誰も知らないような資格だと、人生は何も変わらないでしょう。(自己啓発としての意味は多少あるかもしれませんが)
また、世間的に素晴らしい資格だが、受験までのハードルが高くて実質的に受験が不可能、というものも存在します。
そうすると、一発逆転のために目指す資格としては、以下の条件を満たしているものを選ぶ必要があります。
- 取るとメリットがある
- 受験資格がない
- 知名度がある
1.取るとメリットがある
当然ですが、「資格を取ることでメリットがある」というのは資格の最低限の条件です。
これがないと、資格を取っても単なる自己満足にしかなりません。
具体的なメリットとして挙げられるのは、
- 就職・転職に強い
- 年収が上がる
- 独立できる
などですね。
このメリットが大きければ大きいほど、資格の価値が高いと言えるでしょう。
2.受験資格がない
資格の中には、受験資格を必要とするものがあります。
代表的なものとしては、
- 医師免許
- 弁護士
- 薬剤師
などです。
これらはもちろん資格としては素晴らしいですが、受験資格を得るために大学に入り直したりしなければならず、受験へのハードルが著しく高いです。
社会人が資格のために仕事を辞めて大学に戻るのは現実的じゃないですよね。
従って、「受験資格がない、もしくは条件が緩い」というのは重要な条件です。
3.知名度がある
一発逆転というからには、
- 資格があることで周囲から羨望の眼差しを受ける
- 社会的なステータスが上がる
というのが理想です。
そのためには、資格にある程度の知名度が高さが必要となります。
ただ、これは自己満足的な側面もあるので、必ずしもマストの条件ではないかなとも思います。
あえて、「マニアックでもごく一部の業界では評価される資格」を目指す、というのも賢い考え方かもしれません。
一発逆転資格ランキング
というわけで、人生を一発逆転するための資格として、上で挙げた
- 取るとメリットがある
- 受験資格がない(もしくはハードルが低い)
- 知名度がある
の観点を基準にして、資格をランキングします!
- 弁理士 ※特許出願などの知財手続きを代理することができる国家資格。独立開業も可能!
- TOEIC ※ビジネス英語の検定試験。企業での知名度が圧倒的に高く、ハイスコアを取れば転職の強力な武器に
- 宅地建物取引士 ※通称、宅建。不動産業界からの需要が非常に高い
- 社会保険労務士 ※通称、社労士。労働や社会保険に関する手続きを行う資格で、独立も可能
- 中小企業診断士 ※中小企業の経営について診断する。ビジネスの様々な場面で応用可能
※ランキングは当ブログの独断と偏見ですので悪しからず
第1位 弁理士
- 特許出願の代理などを行う知的財産のプロフェッショナル
- 理系に人気が高く、理系資格の最高峰と呼ばれることも
- 受験資格は特になく、資格を取れば独立も可能!
弁理士とは、特許や商標などの知的財産権の出願手続きを代理する資格です。
理系出身の弁理士は、発明(技術)を扱う特許の仕事を専門にすることが多いです。
研究者やエンジニアなどの理系の方におすすめしたい資格です。
受験資格
弁理士の受験資格は、特になく、基本的に誰でも受験可能です。
知名度
欠点としては、世間的な知名度に若干劣るというところですね。
研究開発に関する仕事をしている人にとっては、弁理士はそれなりに馴染みがありますが、文系職の人だとあまり聞いたことが無いかもしれません。
たまに弁護士と間違われますが、全く別の資格です。
資格取得のメリット
弁理士試験は難しいぶん、資格取得のメリットもかなりあります。
まず、弁理士として、独立開業をすることができます。
これは法律(弁理士法)によって、特許出願などの知財手続きの代理は弁理士の独占業務と定められているからです。
もちろん、弁理士として独立開業するためには、豊富な実務経験が必要ですし、仕事を取ってくるためにクライアント開拓する必要があり、容易なものではありません。
しかし、独立して成功すればかなりの高収入となるので、資格としての意義は高いです。
また、独立開業しなくても、企業や特許事務所において、昇進や転職が有利になるというメリットがあります。
やはり、弁理士は取るのが非常に難しいので、知財関連の法律の専門家ということで、評価されやすくなります。
実際に、私のまわりの弁理士も、転職などはあっさりと決まっていますね。
私自身も弁理士資格を持っています。
弁理士に興味を持って「目指してみようかな?」と思った方は、まずは以下の記事をどうぞ。
弁理士資格の概要や試験制度、登録までのプロセスなどを詳しく解説していますので、参考になると思います。
【弁理士になるには?】知っておきたい知識と具体的な始め方を解説します!第2位 TOEIC
- ビジネス英語の検定試験
- 企業への知名度が高く、海外系の仕事の採用条件としても用いられる
- ハイスコアを取れば、企業への転職などメリット大
TOEICはビジネスに必要な英語能力を検定する試験で、能力に応じてスコア(990点満点)が認定されます。
従って、厳密に言うとTOEICは資格ではありません。
しかし、実際にはTOEICで一定以上のスコアがあれば、英語能力の証明として一種の資格として機能します。
試験は、英語のリスニングとリーディングの問題から構成されます。
受験資格
TOEICは、学歴や年齢などに制限が無く、基本的に誰でも受験できます。
試験も年に何度も行われており、思い立ったらすぐ受験できるのも良いですね。
知名度
TOEICは、ETS(Educational Testing Service)という米国の企業が主催する民間資格ですが、その知名度は非常に高いです。
特に企業への知名度は圧倒的で、社内の昇進の基準にTOEICのスコアを用いている会社もあるほど。
基本的に社会人なら誰もが知っているので、ハイスコアであれば周囲からの羨望の眼差しを受けるでしょう。
なお、英語の検定試験としては英検なども知られていますが、企業に対してはTOEICの方が断然通りが良いです。
やはりTOEICはビジネス英語に特化していますし、スコアでレベル感もわかりやすいので、英語の資格ならTOEICを選択するべきでしょう。
資格取得のメリット
TOEICが一発逆転資格として挙げられることを意外に思われる方もいるかもしれません。
しかし、私の経験からしても、TOEICのハイスコアは下手な資格よりもよほど価値があります。
TOEICでハイスコアを取れば、英語の実力の証明になるので、海外関連の職業への就職・転職が有利になります。
また、英語を使う業務はほとんどの会社で需要があるため、職種・業界を選ばないのも強みです。
では、TOEICでどのくらいスコアがあればよいのか?
狙うべきスコアはズバリ700点以上です。
700点あれば、多くの企業において英語ができる人の部類に入ります。
実際、募集要項にTOEICスコアを700以上と明記している企業もあります。
もちろん、スコアは高ければ高いに越したことはありませんが、まずはTOEIC700点を目指してみましょう!
ちなみに、私も長年紆余曲折を経ながらTOEICのスコアを600から900以上まで伸ばしました。
TOEIC600点からの勉強法について、下記の記事で書いているので参考にしてみてください!
TOEIC600点からの勉強方法|これで900点台になりました第3位 宅地建物取引士
- 不動産の賃貸や売買等で必要となる資格
- 不動産業界からの需要が非常に高く、就職・転職の強力な武器に
- 受験資格は特になく、知名度が高い
宅地建物取引士(宅建)とは、不動産業界におけるプロフェッショナルであることを証明する国家資格です。
受験資格
年齢や国籍、学歴、実務経験といった受験制限がなく、誰でも受験ができます。
知名度
資格の知名度は高いです。
「宅建」ということばは、多くの方が聞いたことがあるのではないでしょうか?
部屋を賃貸する際にも、宅建士立ち会いのもと賃貸借契約の説明を受けたりと、我々にかなり身近な資格と言えます。
資格取得のメリット
法律で、不動産業者の事務所に宅建士を5人に1人の割合で置かなければいけないという決まりがあります。
そのため、不動産業界からの需要が非常に高く、就職・転職の強力な武器となります。
なお、宅建士の詳細については下記の記事で詳しく解説しています。
宅建はコスパの良い資格!おすすめの理由を解説第4位 社会保険労務士
- 企業の労働や社会保険に関する手続きを行う
- 受験資格はあるが、比較的ハードルが低い
- 企業の需要が高く、独立も可能
社会保険労務士(社労士)は、企業の労務周りの手続きを行う資格です。
近年、働き方改革により、企業側も労働条件の見直しが行われており、労務周りの専門家として社労士の需要が増えています。
受験資格
社労士には受験資格があり、受験には、短大や大卒、高等専門学校卒の学歴が必要になります。
ただ、仮に高卒であっても実務経験を積めば受験資格が得られるので、比較的間口が広い資格と言えるでしょう。
知名度
比較的マイナーな資格であり、世間的な知名度はそれほど高くはありません。
資格取得のメリット
企業から高く評価されるので就職・転職の際に有利になります。
また、社労士としての独占業務もあるため、独立開業も可能です。
第5位 中小企業診断士
- 企業の経営について
- 受験資格は無く、手軽に挑戦できる
- 独占業務は無いが、ビジネススキルの向上につながる
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う国家資格です。
受験資格
中小企業診断士に受験資格は無く、誰でも手軽に挑戦できます。
知名度
「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格」の第1位に選ばれたこともあります。
資格取得のメリット
中小企業診断士は独占業務こそありませんが、企業からのニーズはあり就職や転職に有利になります。
また、社労士や税理士など他の資格との合わせ技も有効です。
そういった意味で、汎用性の高い資格であると言えるでしょう。
まとめ
というわけで、人生を一発逆転できる資格について書いてきました。
ご紹介した資格を再掲します。
- 弁理士 ※特許出願などの知財手続きを代理することができる国家資格。独立開業も可能!
- TOEIC ※ビジネス英語の検定試験。企業での知名度が圧倒的に高く、ハイスコアを取れば転職の強力な武器に
- 宅地建物取引士 ※通称、宅建。不動産業界からの需要が非常に高い
- 社会保険労務士 ※通称、社労士。労働や社会保険に関する手続きを行う資格で、独立も可能
- 中小企業診断士 ※中小企業の経営について診断する。ビジネスの様々な場面で応用可能
もし気になった資格があれば、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
転職でキャリアアップもあり
キャリアを考える上で、資格取得と併せて、転職という選択肢もあります。
むしろ、資格を取らずとも、転職によって良い待遇が受けられるようになれば、それはそれで成功だと言えいますね。
転職活動においては、リクルートエージェントなどの大手転職エージェントで幅広く求人案件を検討したいところです。
また、転職エージェントの中には、ハイクラスの求人案件に強いところがあり、こういったエージェントを活用することで、条件面を上げることが可能です。
まずは、下記のようなエージェントを検討してみてはいかがでしょうか?
- リクルートエージェント ※転職エージェントの最大手。求人案件が非常に豊富
- JACリクルートメント ※ハイクラスの転職に強い転職エージェント
ハイクラスの転職エージェントについては、下記の記事で詳しく書いていますので、併せてご参考に!
ハイクラス向け転職エージェント・サイト5選|30代になったら!