知的財産管理技能検定2級の勉強法|テキストや受験体験も紹介します

知的財産管理技能士2級の勉強のイメージ

知財の仕事をしている人なら耳にしたことがあるであろう、知的財産管理技能士。

知的財産管理技能士は1級から3級まであり、れっきとした国家資格です。

 

その中でも知的財産管理技能士2級は、知財に関する幅広い知識が求められ、且つ難易度も適度に高いということで、受験者数が多い試験です。

 

私も、企業の知財部に入りたての頃に知的財産管理技能士2級を受験し、なんとか合格を果たすことができました。

2級の受験によって、自分がやっている業務の知識も深まったし、受験してよかったなと思っています。

 

というわけで、この記事では、知的財産管理技能検定2級の勉強法について解説します!

 

なお、知的財産管理技能士の試験制度や難易度は、「知財検定の難易度ってどれくらい?試験制度や受験資格などもご紹介」という記事で解説していますので、こちらを参照してください。

知財検定の難易度ってどれくらい?試験制度や受験資格などもご紹介

 

【実務経験別】知的財産管理技能検定2級の勉強法

知的財産管理技能士2級の勉強法を解説します。

といっても、

  • それなりに知財の実務経験がある人
  • 知財の実務経験があまり無い人

とでは、勉強法が異なってくるので、場合に分けて解説します。

 

知財の実務経験者の勉強法

まずは、知財の実務経験者の勉強法です。

イメージとしては、知財の実務経験が3〜5年以上ある人ですね。

このくらいの実務経験があれば、自分の業務範囲(例えば、特許出願・権利化など)については、2級試験を突破できるだけの知識がすでにあると思います。

 

ただ、実務経験があるからといって、ぶっつけ本番で試験を受けても、うまくいかない可能性が高いでしょう。

というのも、2級試験は出題範囲が広いため、自分があまり詳しくない分野が必ずあるからです。
(普段の業務で、特許・意匠・商標・著作権をまんべんなくやっている人はかなり稀でしょう。)

さらには、民法、独禁法、種苗法、弁理士法などのマイナーな法域からも出題されます。

 

というわけで、知財実務の経験者でも最低限の試験対策は必要となります。

 

実務経験者の有効な試験対策の進め方としては、まず2級の過去問題集を買って、ざっと解いてみることです。

そして、問題の正答率が低い分野から優先的にインプットを進めていきます。

具体的には、あまり過去問に正解できない分野については、テキストを通しで読んでから、再度過去問にチャレンジすると良いでしょう。

 

特に、著作権は要注意!

著作権の問題は全体に占める割合が25%程度と、特許に次いで出題比率が高く、且つ実務で扱っている人も少ないためです。

著作権の問題を優先的に対策していくのも、やり方の一つだと思います。

 

そうやって苦手分野のインプットをしていき、過去問題集に収録された問題のほぼ全てに正答できるようになれば、試験の準備としては8割方完成です。

 

本番直前には、本番と同じように問題演習を行います。

問題集に付属の模擬試験や、公式サイトに掲載の過去の試験問題を、時間を測って通しで解いてみるのです。

試験時間内に全ての問題に回答し、見直しまでできるようになっていれば、余裕をもって合格できるのではないかと思います。

 

実務経験があまり無い人の勉強法

続いて、実務経験があまり無い人の勉強法です。

 

知財の実務経験があまり無い人は、おそらくどの分野についても知識が十分ではない状態だと思います。

そのため、まずはテキストでひと通り試験に必要な知識をインプットをしてから、過去問題集に取り掛かるのが良いでしょう。

 

といっても、最初のインプットに時間をかけ過ぎず、テキストにひと通り目を通したら、さっさと過去問題集に取り掛かることをおすすめします。

過去問を解いてみて、よくわからないところをテキストに戻って再度インプットする方が、効率よく知識を身につけることができます。

 

その際、本試験での出題比率が高い特許及び著作権を優先的に学習を進めるのが良いです。

本試験の出題比率は、だいたい

  • 特許:35%
  • 著作権:25%
  • 商標:13%

のようになっており、この順番を意識して勉強を進めるべきです。

 

あと、実務経験者向けの勉強法と同様に、

  • 過去問を完璧に解けるようにする
  • 本番形式で時間を測って演習する

というのは必須です。

 

教材は、テキストと過去問題集があれば問題ありませんが、テキストを読んでも内容が頭に入らないようであれば、後ほど紹介するオンラインの対策講座を受講してみても良いと思います。

 

学科試験と実技試験の勉強法に違いはある?

知的財産管理技能検定2級は学科試験と実技試験に分かれています。

学科試験は一問一答形式であるのに対し、実技試験はある程度長文の事例を読んだ上でそれに関する問題が出題される、という違いはあります。

 

しかし、いずれの試験も出題範囲は同じですし、問題を解いている感覚としてはそこまで大きな違いは無いです。

もし実技試験の事例問題が不安であれば、本番前に、過去の実技試験の問題を何度か通しで解いて、形式に慣れておくと良いと思います。

 

知的財産管理技能検定3級も基本的なやり方は2級と同じ

知的財産管理技能士3級の場合も、基本的な勉強の進め方は2級試験と同じです。

難易度的にはもちろん3級のほうが簡単なのですが、出題範囲や試験の形式は2級とあまり変わらず、単に問題が簡単になったという違いしかないためです。

テキスト・問題集も3級用のものがありますが、もし将来的に2級を受験するつもりであれば、最初から2級用のテキスト・問題集を揃えておけば良いと思います。

 

知的財産管理技能士2級の教材・テキスト

テキストのイメージ

知的財産管理技能士の中でも、2級は一番ポピュラーであるため、市販されている教材もけっこう種類があります。

その中でも、おすすめの教材をご紹介します。

テキストはアップロードの完全マスターシリーズがおすすめ

まず、知的財産管理技能士2級の勉強に必要となるのがテキストです。

2級試験のテキストは何種類か市販されていますが、検討に値するのは、公式テキストか、アップロードの完全マスターシリーズのどちらかです。

 

公式テキストの方は、中身も内装もシンプルで、出題範囲をカバーするための最小限の情報が収録されているというかんじ。

 

一方、アップロードの完全マスターは、公式テキストに比べると情報量が多く、3巻に分かれていてボリュームもあります。

個人的には、こちらの完全マスターを購入して、わからないところを辞書的に引くのが良いと思います。

 

過去問題集もアップロードの一択

2級試験の過去問題集もアップロードのものが良いでしょう。

各問題の解説が丁寧ですし、巻末には、学科試験と実技試験の演習問題(本番と同じ形式)が収録されており、本番を想定した演習できるようになっています。

また、巻頭には、過去の2級試験の出題比率の分析等があり、かなり参考になります。

 

2級試験は、基本的には過去問を完璧にすれば十分合格できる試験なので、実務能力に自信がある人は、この過去問題集で過去問を解くだけでも良いかと思います。

 

オンラインの対策講座

上で書いたように、知財検定は公式のテキスト及び問題集で勉強するのが一般的ですが、「独学で合格できるか不安・・・」という方には、資格予備校がやっている対策講座もあります。

特に、知財の実務経験が浅く、テキストのインプットだけでは不安な方は、オンライン講座を検討してみると良いでしょう。

 

知的財産管理技能士2級のオンラインの対策講座は、弁理士試験でもおなじみのLEC(東京リーガルマインド)とオンライン特化の資格予備校のSTUDYing(スタディング)があります。

 

とくに、STUDYingは、知財検定の対策講座の受講料が¥18,500(税別)と、LECの講座の半額以下。

比較的安価に試験対策ができますし、オンライン動画はマルチデバイスに対応しているので、時間や場所の制約を受けずに勉強できるのもメリットです。

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まとめ

というわけで、知的財産管理技能士2級の勉強法については、

  • 実務経験者は、実務でさわらない分野を中心に勉強する
  • 出題比率を意識する(特に著作権は出題比率が高いので要注意)

ということを意識して勉強を進めましょう。

 

また、教材については、

を使うと良いというお話でした。

 

知的財産管理技能士2級は、しっかり対策すれば高い確率で合格できる試験なので、ぜひともチャレンジしてみてください!

 

なお、知的財産管理技能士の試験制度や難易度については、「知財検定の難易度ってどれくらい?試験制度や受験資格などもご紹介」という記事で解説していますので、あわせてを参照してください。

知財検定の難易度ってどれくらい?試験制度や受験資格などもご紹介