知財部で成果を出すには?必要となる4つの資質

知財部での業務は一種独特なところがあり、
これに合わない人は結構しんどい思いをすることになります。

まあ、仕事によって適正があり、それに合わないとしんどいというのは、
知財に限った話ではないのですが。。

 

それで、企業の知財部でやっていくのに必要な資質なんですが、個人的には以下のことが必要なんじゃないかなと思います。

  1. 論理的である
  2. 理解力が高い
  3. 文章大好き
  4. 人並みにコミュニケーションできる

順に説明しましょう!

 

資質その1: 論理的である

知財の仕事をやる上で論理的であることは大事です。

要は、根拠に基づきながら、相手を納得させる様な議論ができるかということですね。

 

知財の業務では、相手(審査官、裁判官、交渉相手、訴訟相手等)に対して自分の主張を通さなければならない場面がしばしばあります。

その際に、相手を納得させるためには、何らかの根拠に基づいた説得力のある議論をすることが不可欠です。

「おれはこう思うんだ!」と熱く語ったところで、根拠が無いと誰も話を聞いてくれません(笑)

 

明細書作成にしてもそうですよね。

この発明はこういう構成でこのような効果が得られる。何故ならこの構成がこういう働きをし、こうなるからである。さらに、このことは実験によっても実証されてる。

みたいに、明細書は論理的な構成になっています。

すなわち、明細書などの特許に関する文章を書く際には、論理構成を意識する必要があるわけです。

 

なので、「わたしは理屈っぽいのはキライよ!」とか、「おれは感性で生きているんだ!!」みたいな人は向いてないと思います(笑)

 

資質その2:理解力が高い

知財の業務では、人の話を聞いて理解するというプロセスがかなり発生します。

例えば、特許出願の際には発明者から発明の内容を聞いて、それを理解する必要があります。

このとき、どれだけ発明の内容が理解できるかで、明細書のクォリティーが決まってきます。

(もちろん、自分が理解できるまで、発明者にしつこく食い下がることもできますが、あんまり飲み込みが悪いと愛想を尽かされてしまいます。)

 

また、知財の業務では、研究者や開発者と比較して、幅広い技術分野を担当することになる場合が多いです。

従って、自分があまり詳しくない技術分野に当たっても、開発者の話を聞いたり、専門書やインターネットを漁ったりして、ある程度まで技術知識をキャッチアップしなければなりません。

 

さらには、特許法の改正とか、諸外国の実務状況とか、頭に入れるべきことは山ほどあります。

従って、理解力に優れていることは、知財の仕事をやる上でかなりのアドバンテージになります。



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資質その3:文章大好き!

理由は単純。

この仕事は、文章を読んで読んで読みまくる仕事だからです。

 

特許明細書というものは

最先端技術(?)について、(やたらと)難解且つ冗長に説明した文章

であるわけです。

知財の仕事をする以上、この小難しい文章を大量に読むことからは逃れることはできません。

 

明細書だけではありません。

それ以外にも、

  • 審査官からの拒絶理由通知
  • 意見書、補正書
  • 論文や専門書等の技術文献
  • 特許法等の条文
  • 裁判所が出す判決文

エトセトラエトセトラ・・・・。

あなたが知財部員になった瞬間から、もれなく文章漬けの日々が約束されます(笑)

だから、文章が大好き!というほどではないにしても、少なくとも文章を読むことが苦にならないというのが望ましいです。

 

あと、読むだけじゃなくて書くことも重要です。

自分の考えを的確に文章に落とし込む力とか、単純に文章を書くスピードなんかがあると素晴らしいですね!
(文章大好きとはちょっと違いますが。)

 

資質その4:人並みにコミュニケーションできる

企業の知財部であれば、仕事上、開発者や事務所の弁理士などとコミュニケーションする機会が頻繁にあります。

このとき、あまりにも人とコミュニケーションできないと、「こいつ大丈夫か?」となってしまいます。

まあ、知財部であるからという以前に、会社に勤めるサラリーマンなわけだから、やはり人並み程度のコミュニケーションは取れる必要がありますよね。

 

ここで、「コミュニケーションできる」というのはどういうことなんだ?という話ですが、例えば以下の様なことをイメージしています。

  • 人の話をちゃんと聞いて、聞かれたことに答えられる
  • 言うべきことを相手に伝えられる
  • 適切な質問ができる
  • 必要以上に相手に不快感を与えない

コミュニケーションについては、あくまで人並程度であれば良いと思います。
(まあ、知財の業務の中でも何を担当するかによるのですか。。)

 

もちろん、コミュニケーション力が高いに越したことはないのですが、それほど高いレベルがなくても別の資質で補えるのかなと思っています。

 

最後に

というわけで、知財部で仕事をするのに必要な資質について、以上の4つを挙げてみました。

会社や何を担当するかによって、重視される資質が変わってきます。

何らかのご参考になれば、幸いです。

 

なお、知財部でどんな仕事しているのかについては、「知財部の仕事内容って? ある知財担当者の一日の仕事を紹介します」という記事にまとめましたので、是非参考にしてみてください!

 

就職活動で知財職を検討されている方は、「【知財部への就活】知財の面接で志望動機は必ず聞かれます!」をどうぞ!



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