特許実務メモ:公報発行のタイミングや国内移行情報についてのTips

実務的な細かい内容ですが、備忘録として書いておきます。

今回はトピックが2つあります。

公報発行のタイミングは?

特許実務をやっているとたまに気になるのが、特許公報がいつ公開になるかです。

特許法上は、原則出願日から1年6ヶ月経過後に出願が公開されるとなっていますが(特許法64条)、実際は出願日から1年6ヶ月後きっかりに公開されるわけではありません。
適当な公報の出願日と公開日とを見比べてみると分かりますが、多くの場合では、1年6ヶ月後よりも少し遅れて公開公報が発行されています。
(ただし、早期審査などによって1年6ヶ月を待たずに特許が登録された場合など、例外は多くありますが。)

では、実際はどのような運用がなされているのか?

下記の特許庁のホームページで、公報発行についてのFAQがあります。

公報に関して:よくあるご質問
http://www.jpo.go.jp/torikumi/kouhou/kouhou2/koho_faq.htm

上記のFAQでは、公報の発行予定日の目安として、「公開特許公報出願日から18月(1年6月) + 1から2週間程度」と書いてあります。

さらに、公報発行のスケジュールについては、下記の特許庁のページで確認することができます。
http://www.jpo.go.jp/torikumi/kouhou/kouhou2/hakko.htm

上記のスケジュールを見れば分かる通り、公報は基本的に毎週木曜日に発行されます。
(業界では結構有名な話だと思います。)

なお、たまに、月曜日に発行されることもあるので、そのへんは注意する必要があります。
何か気になるケースがあれば、ひとまず上記のスケジュールで公報の発行予定日を確認するのが良いでしょう。

国内移行情報を確認するには?

例えば、あるPCT出願が発見されたとして、それが日本に国内移行されたのかどうか知りたい、というケースがあったとします。

通常はEspacenetなどで、そのPCT出願のパテントファミリーについて調べれば分かりますが、実際は国内移行されていても、その直後はデータとして載っていない場合があります。

こういう場合は、WIPOでそのPCT出願を検索し、National Phaseというダブを見ると、国内移行についての情報を確認することができます。

あと、下記のINPITのページに、日本に国内移行したPCT出願の一覧のデータがありました。

他国特許庁との工業所有権情報の交換、その情報の活用 (国内移行データを参照)
http://www.inpit.go.jp/info/coop/

以上、何かのご参考になれば。

2 Comments

ドクガク

まずは、場違いをお詫びいたします。
不快に思われましたらコメントを削除して下さいますようお願い致します。

さて、私は「弁理士と弁理士試験のブログ」というブログを運営しておりますドクガクと申します。

今年の7月1日(弁理士の日)に、知財関係のブロガーの方が集まって弁理士の日記念ブログ企画というイベントを開催します。
弁理士の日を盛り上げようという趣旨で、昨年(16人が参加)に続く第5回目となります。

そこで、不躾とは存じますが、このイベントにぜひご参加頂きたいと思いご連絡させて頂きました。
なお、今年のテーマは「知財業界のキャリアプラン」です。
※恐縮ですが詳細は「http://benrishikoza.blog24.fc2.com/blog-entry-2322.html」をご覧下さい。

ご多忙とは存じますが、ご参加をご検討くださいますようお願い致します。
また、ご参加いただける場合は、メールにてご連絡いただけると幸いです。
よろしくお願い致します。

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umegreat

ドクガクさん

お声掛け頂き、ありがとうございます!
是非参加させていただきます。
メールの方にも返信いたします。

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