ビジネスパーソンたるもの、いろんな本を読んで知見や教養を深めたいところ。
そんなあなたの強い味方が、コンパクトで場所を選ばず手軽に本が読めるKindle(キンドル)!
近年出版されるメジャーなビジネス書や小説の多くはKindle版も出されており、通勤途中や待ち合わせ時間などのスキマ時間に読書を楽しむことができます。
ちなみに、私は本を読むのが好きなこともあって、かれこれ10年近くKindle(Kindle Paperwhite)を使っていまして、暇さえあれば諸々の本を読み漁っています。
そんな私が、過去に読んだ本の中から、Kindleで読めるおすすめ本(ビジネス書や小説など)をご紹介します!
本記事の内容
Kindleで読めるおすすめビジネス書
まずは、Kindleで読めるおすすめのビジネス書から。
ビジネス書の多くはKindle版が出されており、基本的にテキストベースなので、Kindleで読むのにぴったりです。
以下、私が名著だと思うビジネス書のKindle版を挙げます!
ファスト&スロー
本書「ファスト&スロー」は、プロスペクト理論でノーベル賞を受賞したダニエル・カーネマンが、過去の研究から人間の思考のクセを一般人向けに解説した歴史的名著です。
主に、人間の認知の歪みや意思決定の錯誤が学べます。
ビジネスにおいて、人間の基本的な思考のくせや傾向を知っておくのは非常に役に立ちます。
また、自分自身が意思決定などの場面で、錯誤に陥っていないかを振り返る教訓にもなります。
もし私が「1冊だけビジネス書のおすすめを紹介してくれ」、と言われたら本書をおすすめしますね。
ヘタなビジネス書の100冊分の価値がこの本にはあると思っています。
エッセンシャル思考
会社で働いていると、色んな仕事が降ってきてあっという間に一日が終わってしまう・・・、という経験を誰しもしているのではないでしょうか?
本書「エッセンシャル思考」では、日々の生活から不要なものを削ぎ落とし、真にやるべきことだけに集中することの大切さやそのための方法論を書いた本です。
やはり、仕事で大きな成果を成し遂げるには、雑事を排除して真にやるべきことベクトルを1つの方向に合わせなければなりません。
そんなとき、本書の考え方が参考になります。
RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
私が最近読んだビジネス書で一番感銘を受けたのが「RANGE(レンジ)」です。
世間の常識では、ビジネスの世界で成功するには専門分野に深い知見を持った人だと思われています。
しかし、本書によれば、成功したり革新を起こすのは、経験の幅広さ(range)をもった人間である、というのが数多くの事例とともに紹介されています。
かつてスティーブ・ジョブズが、大学で受けたカリグラフィーの授業がmac開発に活かされた経験を
「Connecting The Dots」(点と点をつなぐ)
と語ったことがありますが、それに通じるものがありますね。
自分のキャリアをどう積み重ねていくかを非常に考えさせられます。
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脳が認める勉強法
ビジネスパーソンとして活躍するために、ときには勉強して資格を取ることが必要な場面もあるでしょう。
当ブログでも資格関係の記事が多いですが、試験勉強に共通する勉強法の考え方として、「脳が認める勉強法」が非常に参考なります。
本書では、有効な学習法として、
- アウトプットから入る
- インタリーブを活用する
- 本番に強くなるために学習環境を変える
- 学習時間を分散させる
- 記憶が定着する睡眠方法
などが、科学的な根拠とともに紹介されています。
私も過去に様々な資格の勉強をしてきましたが、自分が「こうすれば学習効率が良い」という経験則と、本書で紹介される多くのことがピタリと符合します。
それ以外にも、アイデアを膨らませるための方法論など、実践的な内容がたくさん!
資格試験の勉強をしようと思っている方には強くおすすめしたい一冊です。
ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える
Googleの人事トップが、Googleにおける採用、育成、評価について書いたのが本書「ワーク・ルールズ!」です。
私は仕事で採用に関わることがありますが、その際は本書の内容を参考にしています。
特に参考になったのが、構造的面接とワークサンプルテストの組み合わせが、人材採用の成功率を最大限に高める、という話。
グーグルらしく、データに裏付けられているのが素晴らしいですね。
人材採用に関わる方は是非読んでほしい本です!
Kindleで読めるおすすめ小説
続いて、Kindleで読めるおすすめ小説をご紹介します。
小説は好みが非常に分かれるので、賛否両論はあるかと思いますが、あくまで私の好みでご紹介します。(歴史小説が多いです(笑))
燃えよ剣
私は司馬遼太郎が好きなのですが、司馬遼太郎の小説で有名な「坂の上の雲」や「竜馬がゆく」はボリュームが大きすぎてとっつきにくいのが玉にキズ・・・。
そんな司馬遼太郎の小説の中で個人的におすすめなのが、「燃えよ剣」です。
幕末に活躍した新選組の副長 土方歳三の生涯を描いた時代小説。
上・下巻に分かれており、司馬遼太郎の著作の中では比較的短い方です(笑)
ラストで、函館五稜郭に立てこもった土方が、敵陣に打って出るシーンはしびれました。
秘本三国志
日本人が大好きな三国志。
三国志を題材にした小説や漫画はあまたありますが、その中でもおすすめなのが、「秘本三国志」です。
秘本三国志は、曹操、孫堅、劉備、孔明といった英雄たちの視点を入れ替えながら、黄巾の乱の始まりから孔明が死ぬまでを描いた超大作。
本書は正史の「三国志」「後漢書」「資治通鑑」をベースにしており、三国志を題材にした小説の中では、リアリティのあるストーリーになっています(もちろん、創作の要素は多分にありますが)
豪傑たちが互いに裏切り、協力し合いながら成り上がっていく壮大な人間ドラマは、見方によっては一流のビジネスの教材であるとも言えますね。
下町ロケット
阿部 寛主演のドラマですっかりおなじみとなった池井戸 潤の「下町ロケット」。
下町の中小企業「佃製作所」が、大企業からの特許訴訟などと戦いながら、ロケットの部品開発に情熱をかける、というストーリーです。
本書のテーマとも言えるのが、「技術者としての夢を追求すること」と「経営者として会社を守ること」のどちらを取るのか?ということ。
それらの間で苦悩する主人公に、理系で研究開発に関わったことがある人なら、胸が熱くなること必死です!
(おまけ)Kindleで読める知財関連の本
このブログを読んでる方は知財の仕事についている人が多いと思うので、Kindleで読める知財関連の本についてもご紹介します。
知財関連の本は専門書であるため、あまりKindle版が無いのが残念なところ。
その中でもおすすめを挙げておきます。
(興味のない方はスルーしてください…)
キヤノン特許部隊
「キヤノン特許部隊」は、知財業界では知らない人はいないであろう元キヤノンの丸島 儀一氏の本。
キヤノンがコピー機市場に参入する際に、当時鉄壁と言われていたゼロックスの特許網を突破したときのエピソードなどが紹介されています。
私の周りでも、これを読んで知財の仕事を志したという人がちらほらいますね。
知財戦略のススメ
「知財戦略のススメ」は、下町ロケットの神谷弁護士のモデルとなったことでも知られる、鮫島 正洋氏の著書。
事業に参入するために必須特許を確保することの重要性や、競合他社分析など分析手法が参考になります。
楽しく学べる「知財」入門
本書「楽しく学べる「知財」入門」は、知的財産について、興味深い事例を交えながら非常にわかりやすく解説してあります。
著者の稲穂健一氏は知財の話を大衆向けにわかりやすく書いた本を多数出しており、おもしろさ・わかりやすさで定評があります。
もし周りに「知財について勉強したい!」と言う奇特な人がいれば(笑)、まずは本書を差し出すと良いでしょう。
まとめ
というわけで、Kindleで読めるおすすめの本をご紹介しました!
上で紹介した本を再掲します。
上で紹介した以外にもKindle版がある良書はいっぱいあるのですが、参考にして頂けると幸いです。
なお、Kindleのレビューは「僕がKindleを使い続ける理由【メリットしかない?】」という記事で詳しく書いているのでご参考に!
僕がKindleを使い続ける理由【メリットしかない?】