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最近、TOEIC対策で知名度が上がっているのが、スタディサプリTOEICというサービスです。
テレビのCMなどで耳にした人も多いのではないでしょうか?
スタディサプリTOEIC(以下、スタサプTOEIC)は、
カリスマ講師によるTOEIC対策講義の視聴や問題演習がスマホアプリやPCで手軽にできるサービス
です。
先日、私は久々にTOEICを受験したのですが、長い間ブランクがあってスコアが下がらないか不安だったので、このスタサプTOEICを使って対策しました。
試験本番までの約4ヶ月間、がっつりスタサプを使い込んだので、その感想を書きたいと思います!
本記事の内容
スタディサプリTOEICの内容はこんなかんじ
まず、スタディサプリTOEIC(正式には「スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コース」)の概要をざっと説明します!
スマホ、PCでTOEICを勉強!
スタサプTOEICは、スマートフォン、PCのどちらにも対応しています。
スマホで利用する場合は、アプリストアからスタサプTOEICのアプリをインストールします。
PCの場合は、Webブラウザで公式サイトを開いてログインすればOK。
進捗はスマホとPCの間で同期されるので、状況にあわせてデバイスを使い分けることができます。
(まあ、私の場合は、ソファに寝っ転がってスマホで学習することはほとんどですが(笑))
スタサプTOEICのコンテンツ
スタサプTOEICのコンテンツは、大きく以下の4つに分かれます。
- パーフェクト講義: TOEICの各パートにおける頻出パターンの解説・問題演習
- 実戦問題集: TOEICの模試
- TEPPAN英単語: TOEICで頻出の英単語1500語を学習
- パーフェクト講義 文法編: TOEICで抑えておきたい英文法の問題演習・解説
「パーフェクト講義」は、ざっくりと、例題、講義動画、演習問題で構成されています。
講義動画はだいたい3〜5分程度でサクッと見れる長さになっており、例題や演習問題も1問ごとに正答がわかる仕様。
スキマ時間を活用して学習をすすめることが可能となっています。
また、各演習問題には、英語学習に効果がある「ディクテーション」や「シャドーイング」ができるような仕様になっていて、かなり便利です。
(「ディクテーション」や「シャドーイング」については、後ほど詳しく述べます)
コンテンツのボリュームはかなりありますね。
例えば、
- パーフェクト講義 →全150レッスン
- パーフェクト講義 英文法編 →全53レッスン
- 実戦問題集 →200問×10回分
- 実戦問題集 NEXT →200問×10回分
のようなかんじです。
私が毎日平均1時間以上やって、パーフェクト講座、TEPPAN英単語、英文法編を終えるまでに、3ヵ月くらいかかりました。
さらにまだ実戦問題集が2つ残ってるし、今までやった分の復習もあるので、全てのコンテンツをしっかりやろうとすると、半年〜1年くらいかかると思います。
講師はTOEICのカリスマ講師!
スタサプTOEICの講師は関 正生先生です。
関先生は、元大手予備校の伝説的な英語講師で、「世界一わかりやすいシリーズ」などTOEICや英語関連の著書も多数あります。
こちらの動画を見れば、関先生の講義のわかりやすさが一発でわかるかと思います!
なお、関先生の評判については以下の記事で詳しく書いています。
関先生の講義や参考書の評判は?|アンチもいるけど実際どうなの?料金(月額3278円)
スタディサプリTOEICの料金は、月額3278円(税込)です。
(一年契約にすればちょっと割引されて2728円/月になります)
これを高いと見るか安いとみるかですが、1ヶ月で参考書1冊分の料金と考えると、まあ許容範囲内かなと。
短期間で集中して使い倒すのが良いと思います。
ちなみに、サービスに登録すれば7日間は無料で全ての機能が使えます。
スタサプTOEICが気になっている方はぜひ登録して試してみてはいかがでしょうか?!
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スタサプTOEICを使ってみた感想
そんなかんじのスタサプTOEICですが、私が実際に使ってみた感想はというと、
かなりいい!もっと早く出会いたかった・・・
というかんじですね(笑)
スコア600点くらいの人がスコアを伸ばすのに心憎いほどうまくできた構成になっていると感じました。
なんといっても、講義動画が非常にポイントを押さえていてわかりやすいし、ディクテーション、シャドーイングの機能も使いやすいです。
ディクテーション、シャドーイングは、TOEICだけでなく英語全般の力を伸ばすのに有効な学習方法なので、市販の書籍を買って勉強するより効率良く力を伸ばせると思います。
ちなみに、私は学生の頃からTOEICを受け始めて、10年近くかけてスコア900点を達成した経緯があります。
10年前にこのサービスがあったら、もっと早くスコアアップできただろうなぁ・・・。
以下、私が感じた、スタディサプリの良い点とイマイチだった点です。
- 関先生の講義動画がめちゃめちゃ分かりやすい
- ディクテーション・シャドーイングが手軽にスマホでできる
- 英文法講座がためになる
関先生の講義動画がめちゃめちゃ分かりやすい
やはり関先生の講義が素晴らしいですね。
歯切れの良い語り口で、説明が明確でわかりやすいのはもちろんなんですが、特に良いなと思った点が3つあります。
1.TOEICの傾向をばっちり抑えている
TOEIC対策を銘打っているので当然といえば当然ですが、TOEICの傾向をばっちり抑えた講義内容になっています。
パートごとに、出題傾向をパターン化して教えてくれますし、本試験で頻出の表現や単語なども折に触れて紹介してくれます。
その中でも、個人的には、リスニング問題で、日本人の耳にはこう聞こえる的なものが役に立ちました。
例えば、Part 1の問題で良く出てくる”have been”と”be being”について、ネイティブの発音だと
- “been” →ビン
- “being” →ビーン
のように聞こえる、というようなことです。
2.暗記量を極力減らす工夫
関先生の講義は、受講生の暗記量を極力減らす工夫が随所に見られて、すばらしいですね。
例えば、”command”という単語の意味を説明する際も、まず単語の元となる意味が「上から見下ろす」ことであり、そこから「命令する」や「見渡す」という意味が派生した、という流れで教えてくれます。
これによって、多義的な意味がある単語も、もとの意味を押さえておけばよいので頭に入りやすいです。
あと、感動したのが、自動詞と他動詞の見分け方の説明。
- 動詞に対して「何を?」という突っ込みが成り立つもの →他動詞
- 「何を?」の突っ込みが成り立たないもの →自動詞
関先生によると、9割以上はこのルールで識別できるんだとか。
こういった、汎用的に使えるツールを講義でバンバン仕込んでくれるのが良いです。
ディクテーション・シャドーイングが手軽にスマホでできる
スタサプで良いなと思った点の2つ目が、ディクテーションとシャドーイングの機能です。
これを市販の英語教材の音源でやろうとすると大変なので、この機能だけでもお金を払う価値があると思ったくらいです。
ディクテーション
ディクテーションというのは、英語の音声を聞いて、それを文字におこす練習法のこと。
リスニング力の強化に非常に効果的と言われています。
スタサプTOEICでは、リスニング(part 1〜part4)の問題の全てにディクテーションができるようになっています。
以下の画面のように、音声を聞き取って、キーボードで文字を入力していきます。(以下はスマホの画面ですがPCでもできます)
ちなみに、私も過去に市販の英語教材でディクテーションをやってましたが、正直かなり面倒でした。
まず、机にノートを広げて教材の音声を再生しつつ、聞き取った英語をノートに筆記する、分からなければ手動で最初に巻き戻して何度も聞き直す、というかんじ・・・。
そんなわけで、市販の英語教材でディクテーションをやることの面倒くささが見に染みているので、スマホで手軽にディクテーションができるというのは、ほんと画期的だと思います!
シャドーイング
もう一つ、リスニング強化のために効果的なのがシャドーイングです。
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、聞こえたとおりに英語を発音するという学習方法。
スタサプTOEICの場合、センテンスごとに区切ってシャドーイングができるので、かなりやりやすいです。
(これを市販の英語教材の音源でやろうとすると、自分で停止ボタンを押さなければならないので、かなり手間です。)
シャドーイングはこんな画面でやります。
さらに、自分の声が録音できて、お手本の音声と対比できるようになっています。
お手本と自分の声とを対比することで、単語を聞き逃しや聞き間違いが確認できます。
こういった機能を使ってシャドーイングができるのは、明らかに市販の英語教材にはない強みですね。
英文法講座がためになる
個人的には、「パーフェクト講座 英文法編」という、TOEICで必要な英文法に特化した講座がかなり役に立ちましたね。
関先生の英文法の講義はわかりやすくて、目からウロコの連続でした。
文法の話になると、難しい文法用語がたくさん出てきてうんざりするものですが、関先生は不要な文法用語はばっさばっさ削ぎ落として(笑)、本当に必要最小限のものに絞って教えてくれます。
下記の動画を見るとイメージが湧くんじゃないかと思います。
私は学生の時は英語は苦手で、社会人になってから猛勉強してスコアを上げたという経緯があります。
そのためか、学校で習った文法の知識が結構あやしい状態でした。
(Part 5は語彙力と感覚で問題を解いていました(苦笑))
なので、「英文法編」の関先生の講義で、英文法の理解が改めて整理されて非常によかったです。
ちなみに、スタサプのカリキュラム説明では、スコア600以上(中級者以上)は「英文法編」は必須ではないようにアナウンスされています。
しかし、スコアが良い人でも英文法編の講義動画だけは見ないともったないと思います。
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講義の音量が小さめ
いいことばっか書くのもあれなので、スタサプTOEICのここはイマイチだなと思った点も挙げておきます。
まず、私が使っている端末のせいなのか、講義動画の音量がちょっと小さいように思います。
電車に乗っているときに講義動画を視聴したのですが、音量MAXにしても音声がほとんど聞き取れませんでした。
通勤時間とかのスキマ時間にTOEICの勉強ができるのがこのアプリの強みなのに、これはちょっとマイナスですね・・・。
長文問題を解くと目が疲れる
スマホやPCでの学習になるので、どうしてもディスプレイを見ながらの勉強になります。
そうすると、とくにPart 7の長文問題はスマホを凝視して問題を読まないといけないので、けっこう目が疲れます・・・。
PCにすれば画面が大きくて多少楽になりますが、やはりディスプレイで英文を読むのはしんどいですね。
というわけで、リーディング(特に長文問題)の対策をメインにしたい人は、スタサプは向いていないと思います。
期間が長くなると費用がかさむ
上で述べたように、スタサプTOEICは月額3278円かかります。
当然ながら契約期間が長ければ長いほど費用がかさんでいくことになります。
なので、
短期間でスコアを上げるという目的意識がある人じゃないと、費用対効果が悪くなる
という印象です。
ゆっくりしたペースで勉強を進めたいんだったら、市販の書籍を買って勉強したほうが断然安上がりですね。
スタサプTOEICは効果なし?
巷では、スタサプTOEICで勉強しても効果がなかったという意見もあります。
私が試した結果
ご参考までに私がスタサプTOEICを試した結果についてもご紹介します。
私は過去に何回かTOEICの受験をしており、約4年前の受験で出したスコア930が最高でした。
久々にTOEICを受験することにしたのですが、その際に、広告などで聞くようになっていたスタサプを試すことにしました。
試験の大体4ヶ月前くらいからスタサプTOEICで勉強を始め、久々にTOEICを受験しました。
ちなみにその間は、TOEICの公式問題集で演習をした以外は、スタサプのみで勉強しました。
で、試験の結果はというと・・・。
スコア955 (前回から25点アップ)
でした!
before
after
25点アップという結果はそれほど劇的ではないんですが、スコア900を超えるとなかなか点数を上げにくいので、個人的にこの結果は満足してます。
なお、スタサプTOEICの進め方と勉強法については下記の記事で詳しく書いているので、ぜひご参考にしてください!
スタサプTOEICを使った勉強法|成績アップの進め方はこれまとめ
そんなわけで、スタディサプリTOEICを使ってみた感想でした。
再度私の感想をまとめると、
- ディクテーション・シャドーイングの機能が使いやすく、リスニング力アップに効果的!
- 関先生の講義がわかりやすい!(特に英文法はすばらしい)
- 長文問題の対策には使いづらいかも
- 月額制なので、長引くと費用がかさむ
というかんじですね。
総じて、コンテンツのレベルが高く、世にあるTOEIC対策のツールとしてはトップクラスなんじゃないかと思います。
特に、
- TOEICのスコアが600点くらいあり、ある程度英語の土台がある
- 短期間でTOEICのスコアを上げたい
- 英文法に苦手意識があり、強化したい
- リスニングを効率的に強化したい
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