【知財戦略が学べる本!】知財担当者のおすすめ5選

ビジネスをやっている企業にとって、知財戦略は欠かせないもの。

知財戦略にはいくつかの型があり、それらは書籍で学ぶのが近道です。

 

この記事では、企業の知財担当者である私が知財戦略のおすすめの本をご紹介します!

 

以下の本をご紹介します。

 

知財戦略のおすすめの本

以下、おすすめの知財戦略の本の紹介です。

基本的には、法律家というよりは、企業の知財部等で知財実務の第一線で活躍された方の著書が多いです。

 

知的財産戦略

まず最初にご紹介するのが、「知的財産戦略」です。

著書は、元キヤノンの知財本部長で弁理士の丸島 義一氏

知財業界では知らない人がいないくらい、伝説的な方ですね。

 

本書は丸島氏が、ゼロックス社など数多くの会社との交渉や訴訟を行った経験から生み出された知財戦略についてまとめた本。

知財の権利化と活用、他社との交渉戦術、さらには標準化戦略と、知財実務をやる上で必要となる知識が網羅されています。

 

本書では、著者が経験した事例が紹介されており、より具体的な場面を想定しながら知財戦略を身に付けることができます。

例えば、

  • ゼロックスの特許網を回避し、独自技術で複写機事業に参入したときの話
  • プリンター事業のコアであるカートリッジについて、いかにして特許による参入障壁を築いたか
  • 個人発明家レメルソンとの交渉

などが紹介されています。

 

企業が取り組むべき知財戦略や知財組織のあり方について、これほど良く書かれた本はないのではないでしょうか?!

企業の知財担当者であれば、必ず読んでおきたい名著です。

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オープン・クローズ戦略

次にご紹介するのが、「オープン&クローズ戦略」です。

著者の小川 紘一氏は、オープン・クローズ戦略の提唱者で、多数の講演を行っています。

 

オープン・クローズ戦略とは、

特許で技術を囲い込むクローズ戦略と、技術を広く開放するオープン戦略とをビジネスにあわせてうまく使い分ける戦略

を指します。

 

本書は、日本の製造業が世界で勝てなくなった原因を分析しつつ、クアルコムやアップルといった世界的企業が実践しているオープン・クローズ戦略の事例を紹介しています。

具体事例が紹介されているため、実際の事業にオープン・クローズ戦略をどう落とし込むかというのが、分かりやすいです。

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なお、当ブログでも「「オープン・クローズ戦略」を読んだ感想」という記事で、本書の紹介をしています。

オープン・クローズ戦略 「オープン・クローズ戦略」を読んだ感想

 

知財戦略のススメ

「知財戦略のススメ」は、下町ロケットの神谷弁護士のモデルとなったことでも知られる、鮫島 正洋氏の著書。

事業に参入するために必須特許を確保することの重要性や、競合他社分析など分析手法が参考になります。

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なお、鮫島氏の別の著書である「技術法務のススメ」は、知財契約について深く書いてある本で、知財契約について学びたい人にはこちらもおすすめです。

 

インビジブル・エッジ

「インビジブル・エッジ」は、タイトルからは分かりづらいですが、知財戦略本の名著。

著者が戦略コンサルタント(BCG)の出身者で、企業の知財戦略の分析の他に、特許の経済に対する貢献や各国の知財政策といった、知財実務家とはまた違った切り口で知財戦略が語られているのが、本書の見どころです。

本書では、主に、クアルコム、テキサス・インスツルメンツ、フェイスブックなどの海外企業の知財戦略について、豊富な事例を交えながら紹介しています。

 

出版が2010年と若干古いですが、知財戦略についての鋭い考察は今読んでも色褪せない価値があります。

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なお、当ブログでも「インビジブル・エッジの感想」という記事で、本書の紹介をしています。

インビジブルエッジ 「インビジブル・エッジ」の感想

 

特許戦略論

最後にご紹介するのが、「特許戦略論」です。

著者は元オムロンで知財体制構築に尽力した経歴を持つ、久野 敦司氏。

本書は、文体が結構独特で「なんだこれは?!」と思いますが、よくよく読んでみると非常に興味深い内容です。

 

本書のおもしろいポイントは、良い特許権を取得するということ以外に、特許活用に必要な情報収集だったり、それを可能にする会社組織をどう構築するか、というところにも目を向けているところです。

著者はこれを「特許パワー」、「情報パワー」、「組織パワー」と呼んでおり、これら3つの要素が特許戦力という総合力に効いてくる、と説いています。

このあたりは、著者の徹底したリアリズムに基づいた知見ですね。

 

上でご紹介した他の知財戦略本とは、また違った観点が書かれているので、他の知財担当者とは差をつけたい人には読んでおいて損のない本です!

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なお、当ブログでも「特許戦略論 ~特許戦略実践の理論とノウハウ~」という記事で、本書の紹介をしています。

特許戦略論 「特許戦略論 ~特許戦略実践の理論とノウハウ~」の感想

 

まとめ

というわけで、以下の本をご紹介しました!

いずれも知財戦略を扱った本として非常に良い本で、読んでおいて損はないと思います。

私のおすすめ順にご紹介したので、参考にしていただけると幸いです。