弁理士試験に合格するまでにそれなりのお金が必要です。
一説には、
弁理士資格を取得するまでに100万円近くかかる
と言われていますが、実は、合格までに要する費用は人によってかなりバラツキがあります。
特に費用の中で大きな割合を占める弁理士予備校の受講料は、人によって大きく異なります。
この記事では、予備校の授業料など、弁理士資格を取るまでにかかる費用について解説します!
- LEC(東京リーガルマインド) ※弁理士予備校の最大手で合格実績が豊富。短期合格を狙いたいならここ!
- 資格スクエア ※オンラインの弁理士講座を提供。受講料がLECのほぼ半額と安い
本記事の内容
弁理士取得までに必要な費用は?
弁理士試験に合格して資格を取得するのに、一体どの程度の労力と費用がかかるのでしょうか?
項目としては以下のようなものがあります。
- 予備校の授業料
- 参考書
- 模擬試験
- 交通費/宿泊費
予備校の授業料
冒頭でも述べたとおり、弁理士を目指す受験生のほとんどが資格予備校を利用します。
初学者向けの弁理士講座(基礎講座)は半年から1年にわたって続くものがほとんどで、それに伴い予備校の授業料は高額になります。
以下は、弁理士講座を提供する主要な資格予備校の受講料です。
予備校名 | 講座名 | 受講料(定価、税込) |
LEC(東京リーガルマインド) | 1年合格ベーシックコース | 505,000円 |
資格スクエア | 基礎・短答・論文パック | 297,000円 |
STUDYing(スタディング) | 弁理士 総合(基礎/短答/論文)コース | 79,800円 |
アガルート | 弁理士試験| 総合カリキュラム | 195,800円 |
資格の学校TAC | 1年本科生(入門付き) | 449,000円 |
代々木塾 | 論文短答入門コース | 316,800円 |
※受講料は定価を記載しています。早期申込割引等によって安くなる可能性があります。
受講料が約7万〜50万と、各予備校によってかなりまちまちなのがおわかり頂けるかと思います。
傾向としては、LECやTACなどのリアル系の資格予備校では受講料が高くなります。
一方で、オンラインに特化した予備校(資格スクエアやSTUDYingなど)は受講料が安いです。
なお、弁理士の資格予備校の詳細については下記の記事で詳しく解説しています。
弁理士の通信講座おすすめ【2024年版】全予備校を徹底比較参考書
もう一つ、弁理士試験の勉強に欠かせないのが参考書です。
中でも、過去問題集や法文集は、弁理士試験の勉強をするのであれば必ず揃えなければなりません。
その他、ベテラン受験生であれば青本や基本書なども欲しくなってきます。
人によってバラツキはありますが、参考書にかかる費用として2〜10万円は見ておいたほうがよいでしょう。
なお、弁理士試験の参考書については、下記の記事で詳しく解説しています。
弁理士試験の参考書おすすめ|法文集やテキストもご紹介!答練、ゼミ、模擬試験
ある程度実力がついてくると、短答や論文の試験対策によりフォーカスした答練を受ける人が多いです。
また、少人数で行うゼミに参加する人もいるでしょう。
短答試験や論文試験の直前には各予備校で模擬試験が開催されます。
本番の雰囲気に慣れるという意味ではぜひとも受けておきたいところです。
これらを合わせると、人によって非常にバラツキますが、5〜50万円程度はかかるでしょう。
やはり、合格までに何年もかかると、答練やゼミの費用がかなりかさむ傾向にあります。
交通費、宿泊費
資格予備校に通学する場合は、予備校までの交通費が必要となります。
また、弁理士試験本番でも、試験のたびに交通費(場合によっては宿泊費)が発生します。
というのも、弁理士試験では、
- 短答試験:東京、大阪、仙台、名古屋、福岡
- 論文試験:東京、大阪
- 口述試験:東京
のように、受験地が限定されます。
特に、遠方に住んでいる場合、試験会場に行くための交通費や宿泊費もバカになりません。
弁理士の登録には別途費用が必要
余談ですが、晴れて弁理士試験に合格してから、弁理士登録をするまでにも費用が発生します。
具体的には、
- 実務修習の費用:約10万円
- 登録免許税:60,000円
- 登録料: 35,800円
- 登録月の会費:15,000円
がかかります。
合計すると弁理士登録に20万円以上かかることになります。
なお、弁理士会の会費15,000円は弁理士であるかぎり、毎月支払う必要があります。
弁理士予備校の費用が大半を占める
というわけで、弁理士試験に合格するまでにかかる費用をまとめてみましょう。
項目 | 費用 |
基礎講座 | 10〜50万円 |
参考書 | 2〜10万円 |
答練・ゼミ・模試 | 5〜50万円 |
交通費 | 0〜10万円 |
合計 | 17〜120万円 |
17〜120万円とかなり幅があります。
ただ、最低金額の17万円というのは理論値で、現実的にはかなり難しいと思います。
実際のところは、
どんなに費用を切りつめても合格までには50万円程度はかかる
というのが私の実感です。
一方で、合格までに何年もかかると答練やゼミの費用がかなりかさんできます。
過去問や法文集も古くなるので、新しいものを買い直さなければならない場面も出てくるでしょう。
そうすると、トータルで100万円以上かかることも覚悟する必要があります。
私が弁理士合格までにかかった費用
参考までに、私の場合はどうだったのかを、古い記憶を引っ張り出してご紹介します。
私はLEC(東京リーガルマインド)に通っていました。
ゼミは受けず、わずかに答練に参加したのと、直前の模擬試験を何回か受験しました。
また、当時関西に住んでいたので、口述試験の際は交通費が必要でした。
そうすると、私が合格までにかかった費用としては、
- LECの弁理士講座:50万円
- 参考書:2万円
- 答練・模試:15万円
- 交通費:3万円
で、合計すると約70万円くらいのお金はかけたと思います。
なお、私は幸運にも一年で受かりましたし、論文の答練なども通っていなかったので、比較的安く済んでいる方だと思います。
合格までの期間が長引けば、論文答練などでさらに費用がかかる可能性があります。
費用を抑えるにはオンライン予備校を使う
上記のように、弁理士合格までにかかる費用のうち、予備校の受講料はかなりの割合を占めます。
ただ、最近はオンライン特化の資格予備校を利用することにより、費用を抑えることができます。
資格スクエア
- 受講料定価:265,000円
- 法律系の資格をメインとしたオンライン学習サービス
- オンラインレジュメなど、学習に便利な機能が充実
- オンライン予備校の中では合格実績がある
資格スクエアは、オンラインに特化した資格学習サービスを提供しています。
オンライン特化でリアルの校舎を持たないため、受講料はLECの約半額(約25万円、定価)で済むのが魅力!
LECなどの既存の資格予備校と比べて優れているのが、オンラインの学習システムです。
講義動画をオンラインで視聴できるのはもちろんのこと、
- オンラインレジュメ: 講義の内容のレジュメ。講義動画と一緒に表示され、自分でメモを追加したりとカスタマイズ可能
- 質問投稿機能: 講義でわからない部分についての質問を簡単に投稿できる機能。
- 問題演習機能: 脳科学を利用した独自のアルゴリズムにより、個人の理解度に合わせて問題が提示される
- 進捗・学習時間管理
といった、スキマ時間を有効に使いたい社会人にとってありがたい機能が提供されています。
比較的新しいサービスなので実績面ではLECに及びませんが、実際に合格者も出始めています。
ユーザ登録するとお試し講座を視聴でき、具体的な講義の様子を見ることができます。
ユーザ登録や資料請求は無料なので、まずは登録してみてはいかがでしょうか?!
※オンライン特化のため、受講料はLECの約半額!
※無料登録でお試し講座を視聴できます
STUDYing(スタディング)
- 受講料定価:81,400円
- 業界最安値の受講料
- オンライン特化で、機能も充実
- 合格者も出ている模様
STUDYing(スタディング)は、弁理士講座の受講料を業界最安値で提供しています。
弁理士総合(基礎、短答、論文)コースの受講料は79,800円と、価格の点については他の資格予備校よりもダントツで安いです。
オンライン特化ということで、講義動画をオンラインで視聴するという形態(マルチデバイス対応)。
また、オンライン問題集や講義動画にメモを追加できる機能、検索機能など、オンラインの特性を活かした機能もあります。
弁理士の勉強が続くか不安でできるだけ初期費用を抑えたいという方は、STUDYingを検討してみてはいかがでしょうか?
なお、STUDYingでは、現在、弁理士講座の「総合コース」が11,000円OFFの68,800円で提供されています。
7月31日までのキャンペーンなので、受講を検討中の方は、お早めに申し込みましょう。
※2021年7月31日まで受講料が11,000円OFF!
※弁理士講座の受講料は業界最安値です
※登録すればお試し講座が無料で視聴できます
各資格予備校の弁理士講座の比較については、下記の記事でまとめています。
弁理士講座の選び方のポイントや、全予備校の弁理士講座の特徴をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!
弁理士の通信講座おすすめ【2024年版】全予備校を徹底比較