【決定版!】弁理士試験に一発合格するための勉強法

弁理士試験は国家資格のうちの難関資格クラス。

平成30年度弁理士試験最終合格者統計によれば、受験者の平均受験回数は3.78回となっており、弁理士試験に1回で合格すること(一発合格)がいかに難しいかを物語っています。

 

そんな弁理士試験に一発合格するためには、どんな勉強法をとればいいのでしょうか?

 

この記事では、一発合格を狙うための弁理士試験の勉強法について、私なりの持論を書いてみたいと思います。

 

正直、これからご紹介する勉強法は相当特殊で、人によっては、まったく同意できない部分もあるでしょう。

でも私はこれがベストなやり方だと信じていますし、一応弁理士試験に一発合格を果たしてるので、有効だと思います。

 

弁理士試験の勉強法【基本スタンス】

まずは、弁理士試験の勉強における基本的なスタンスを説明します。

一発合格のためには、とにかく無駄なことをやめ、効率性を極限にまで高める必要があります。

 

インプット:予備校の講義を徹底的に聴き込む

私が推奨する勉強の仕方は、知識のインプットとして弁理士講座の講義を徹底活用することです。

 

単に予備校の講義を聞くことならどの受験生も当たり前にやっていますが、大事なのは講義を聴き込む深さ。

講義動画や講義音声を活用して、1回分の講義を2,3回は繰り返して視聴して徹底的に内容を頭に叩き込みます。

 

弁理士講座の講義には、弁理士試験で必要な知識のエッセンスが凝縮されています。

また単に漫然とテキストを読むよりも、音声として講師の声で内容を聞いた方が、頭にはるかに定着します。
(前提として、自分が「この先生に着いていく!」と思える講師を吟味して選ぶことです)

私も受験生の時は、LECの佐藤 卓也先生の講義音声を1講義につき最低2、3回は聞き返していました。そして講義の中で、先生が説明した判例や学説などをテキストに書き込んでいき、情報の一元化を図りました。

 

あと、重要なのは、知識のインプットを講義だけに絞ることです。

 

弁理士試験の勉強では、青本や基本書を読んで法律の理解を深めることが一般的ですが、一発合格を目指すのであれば、そんなものを読んでいる時間はありません。

 

青本や基本書のたぐいは一切読まない!

条文も最初のうちは見なくて良いです。

とにかく講義を繰り返し聞いて、法律の仕組みを理解するようにしましょう。

 

アウトプット:とにかく過去問をやる!

弁理士試験に限った話ではないですが、試験勉強においてはとにかくアウトプットが第1です。

 

他人の試験勉強のやり方を見ていると、多くの人がインプットに偏っているように見受けられます。

予備校のテキストや青本、基本書などを読んで勉強した気になっているのです。

しかし、知識があることと、それを使いこなせることは全く違います。

アウトプットを意識しないインプットは、かならず無駄が生まれます。

 

最低、インプットの時間とアウトプットの時間が1:1になるように心がけてください。
(試験が近づくと3:7でアウトプットを多く取ります)

 

ここで言うアウトプットとは、当然ながら「過去問を解くこと」です。

弁理士試験において過去問は唯一にして絶対のバイブル

弁理士試験の勉強を始めたばかりで少々知識が足りなくても、毎日過去問にチャレンジするようにしてください。

 

過去問題集としては、「弁理士試験 体系別短答過去問」のように、体系別に分けて過去問が収録されているものを使います。

講義で習った箇所に対応する過去問(例えば、講義で特許法の29条の2を習ったら、29条の2に関する過去問)を実際に解いてみて、すべての選択肢に対して自分の考えが正しかったかを解説読んで確かめます。

解説を読んでも理解できなかったところは、講義テキストで調べる、というのをひたすら繰り返します。

 

本番形式の練習を繰り返す

試験本番の2,3ヶ月前から本番形式の練習を繰り返し行うようにします。

本番と同じように時間を測って問題を解くことで、体に時間配分のペースを覚え込ませます。

 

練習には過去問を使いますが、あわせて予備校の模擬試験を活用して場数を踏みましょう。

 

本番形式で問題を解く練習をいかに繰り返し行ったかで、本試験での結果が決まると言っても過言ではありません。

特に本試験が近づいたら最低週に2回は本番形式の演習をしましょう。

 

情報を一元化する

ノートでもテキストでもいいですが、自分が得た知識や理解したことを、どこかに1つにまとめておいた方が良いです。

なにかをど忘れしたときに、それを調べてれば大抵解決する、みたいな母艦となるものを作っておきましょう。

 

例えば、講義で講師が説明した判例や学説の概要、過去問をやって分からなかったところを調べた内容などを母艦にまとめ、情報を一元化しましょう。

私の場合は、LECの短答アドバンステキストに、こういったメモを極力記入して、情報の一元化を図っていました。



弁理士試験の段階別勉強法

弁理士試験は、短答試験、論文試験、口述試験の3本だてとなっていますが、それぞれどのように勉強したらいいかについて解説します。

 

短答試験

一発合格のためには、短答試験を突破しないことには話になりません。

弁理士試験の勉強を始めてから短答試験が終わるまでは、短答の勉強だけに注力しましょう。

現行の試験制度だと、いったん短答試験に合格しておけば、もし論文で落ちても2年間は短答式試験が免除になるので、なおさら短答試験にフォーカスすべきです。

 

注意すべきなのは、短答試験が終わるまで論文試験の勉強に手を出さないこと!

中途半端に論文の勉強に手をつけてもまったく力にならないからです。

とにかく短答試験に合格することが大事で、論文、口述のことは短答が終わってから考えてください。

 

短答試験の勉強法としては、上で述べたように、講義でインプット、過去問でアウトプットを徹底してやります。

 

そして、短答試験の数ヶ月前から、本番形式の練習を繰り返し行います。

本番と同じ条件で時間を測って過去問60問を一気に解くのです。

その際、特許庁の弁理士試験の「過去の試験問題」から年度別に過去問をプリントアウトして解くのが良いでしょう。
(昔は年別の短答過去問題集があったのですが、いまはないようです。)

 

私が受験生のときは、4月ごろから最低週に1回は本番形式で時間を測って過去問1年分を解く練習をしていました。あわせて、予備校の短答模擬試験も受けて、60問を解くときの時間配分を徹底的に演習しました。

 

論文試験

論文試験の勉強のポイントは、とにかく試験と同じ時間を測って論文を書く経験を積むこと。

 

もちろん書いた論文に対してフィードバックをもらうことも大事ですが、それ以前にまず実際に手を動かして文章を書くことがもっと大事です!

これに尽きます。

 

私も経験がありますが、最初はまったくと言っていいほど書けません。

答案用紙の半分もいかないうちに書くことがなくなってしまいます。
(問題によっては、1行も書けないこともザラにあります)

論文の内容をどうする云々の以前に、そもそも文章が書けないんです。

 

それが、毎日手を動かして文章を絞り出す訓練をしていくうちに、だんだんと書ける文章が長くなっていきます。

私が受験生のときは、短答試験終了後から本格的に論文試験の勉強を始めました。過去問や模擬試験の問題集を使って、毎日最低1通は論文を書いていました。もちろん、並行して予備校の論文模擬試験も受けて、場数を踏みました。
後半になると書き過ぎで手首が腱鞘炎になってしまったので、そのときは仕方なく答案の構成だけを考える練習をするようにしていました。

 

口述試験

口述試験は要は面接みたいなものなので、短答や論文とはまた違ったスキルが必要です。

 

短答と論文を突破したのなら、法律の知識は十分にあるはずですが、口頭で答えとなると最初はなかなかスムーズにいきません。

 

口述試験の勉強についても、とにかく機会を作って実践で場数を踏むことに尽きます。

予備校で口述試験の模試を受けるのはもちろん、各弁理士会派(春秋会や弁理士クラブなど)が答練会をやっていますので、片っ端から参加しましょう。

 

あと、口述試験では、条文の内容を正確に再現することが求められる試験です。

条文がスラスラ口から出てくるように、条文を声に出して読むことが効果的。念仏のように唱えましょう。

合格はもうすぐです!



弁理士試験一発合格のための【初学者べからず集】

上で述べた内容と一部かぶりますが、一発合格を目指す弁理士試験の初学者がやってはいけないことを挙げておきます。

 

いきなり条文を読んではいけない

初学者のうちは、条文を読む必要はありません。

読んでも、内容が頭に入りませんし、内容を間違って理解してしまう可能性があるからです。

 

弁理士講座の講義の中で条文を参照する程度であればいいのですが、本格的に条文を読み込むのは弁理士講座の講義が一通り終わってから(試験勉強開始から1年後くらい)にしましょう。

 

青本・基本書を読んではいけない

一発合格を目指す初学者にとって、青本(工業所有権法逐条解説)や基本書(吉藤中山など)を読む必要は全くありません。

予備校のテキストや過去問題集の解説に青本の記載が引用してあるので、それで十分です。

 

たしかに青本や基本書を読めば法律の深い知識が深まるかもしれませんが、弁理士試験合格のために必須ではありませんし、何百ページもある分厚い本を読むのは効率が悪すぎます。

 

青本などを読む暇があるのなら、その時間を過去問を復習したり、本番形式の練習をする時間に当ててください。

 

独学で勉強しようとしてはいけない

弁理士試験は難関資格であり、難解且つ膨大な量の法律知識を理解する必要があります。

そのため、予備校で弁理士講座を受けることは必須で、間違っても独学でやろうとしてはいけません。

特に一発合格を目指すならなおさらです。

 

少々のお金をケチって、貴重な時間を無駄にしないように!

 

なお、弁理士講座を受けるにあたっては、各資格予備校の無料講座を受講するなど、できるだけ多くの講師の授業を受けてみることをおすすめします。

大手資格予備校のLEC(東京リーガルマインド)では、無料Web講座を提供しています。

>>LECの無料Web講座

 

また、資格スクエアなどのオンライン予備校では講義動画がお試しで見れます。

通学型の資格予備校よりも受講料を安く抑えられるので、こちらも検討してみると良いでしょう。

>>資格スクエアのオンライン講座を見る

 

勉強仲間を作ってはいけない

モチベーションを上げるために、弁理士試験合格を目指す勉強仲間を作って一緒に勉強するという人もいます。

しかし私としては、試験勉強は一人で孤独にやったほうがいいと思います。

 

勉強仲間を作ると、他人のペースに巻き込まれてしまいます。

他人が使っている参考書だったり勉強のやり方だったりに翻弄されてしまい、自分のやり方がブレてしまいます。

しかし相手は弁理士試験に合格したことがない人たちであり、本来的には彼らの勉強法は信用するに足りません。

 

どうしても他人のアドバイスが欲しいときは、予備校の講師(それが難しければ最近弁理士試験に合格した人)に相談するようにしましょう。

 

実務にとらわれてはいけない

弁理士試験はあくまで法律知識を問う試験です。

従って、ときには実務的にありえないようなことが答えになる可能性もあります。

 

弁理士試験受験生の立場としては、今まで実務でやってきた常識はいったん忘れて、まっさらな頭で勉強するように心がけましょう。

これができず、知財実務的な常識にとらわれている人(実務経験が豊富で変にプライドがある人)は、結果的に伸び悩むことになります。

 

まとめ

というわけで、長々と弁理士試験の勉強法について持論を書いてきました。

 

再度、大事な点をまとめると、

  • 弁理士講座の講義を繰り返し視聴して、インプットする
  • アウトプット(過去問を解くこと、実戦形式の練習)を徹底的に行う

といったことを意識して勉強することが大事です。

 

やはり、カギになるのは、無料説明会や公開セミナーなどを利用して色んな講師の講義を聞いてみて、自分にとってベストな講師を見つけることです。

代表的な資格予備校としては、

  • LEC“" ※弁理士予備校の最大手で1番実績あり
  • 資格スクエア ※オンラインの弁理士講座を提供。予備校よりも安い

などがありますので、講師をチェックしてみるとよいでしょう。

 

弁理士試験合格を目指す方の参考になれば幸いです!

 

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