弁理士試験の非常識な勉強法|一発合格するためには?

合格者のイメージ

弁理士試験は国家資格のうちの難関資格クラス。

弁理士試験統計によれば、受験者の平均受験回数は4.07回となっており、弁理士試験に1回で合格すること(一発合格)がいかに難しいかを物語っています。

 

その一方で、例年、初回受験で合格する人が合格者のうち10%程度おり、一発合格も全く不可能な話というわけではないのです。

 

では、弁理士試験に一発合格するためには、どんな勉強法をとればいいのでしょうか?

この記事では、一発合格を狙うための弁理士試験の勉強法について、私なりの持論を書いてみたいと思います!

 

ちなみに、私は学生時代に弁理士を目指し、LECに通って猛勉強した末、弁理士試験に一発合格した経験があります。

正直、これからご紹介する勉強法は相当特殊で、人によっては、まったく同意できない部分もあるでしょう。

でも私は短期合格のためにはこれが有効なやり方だと信じていますし、一発合格を果たしてるので、ご参考にして頂ければと思います。

おすすめ弁理士講座

弁理士合格までに必要な勉強時間

合格に必要な勉強時間のイメージ

まずは、弁理士試験合格までに必要な勉強時間についてです。

 

合格までの勉強時間は3000時間?

弁理士試験はかなりの難関だけあって、合格までにかなりの勉強時間を割く必要があります。

ネットなどを調べると、一般的に、

弁理士試験に合格するには3000時間ほどの勉強時間が必要である

と言われています。

正直、上記の3000時間という数字がどういう根拠で出されたのかは定かではありません。(たぶん、合格者をヒアリングするなどして出した数字でしょうか)

ただ、私の経験からしても、弁理士試験合格までにだいたいそれくらいの勉強時間が必要になるというのは、実感として合っています。

ちなみに、私が受験生だった頃は、

  • 平日:5〜6時間
  • 土日:LECの弁理士講座+5〜6時間

くらいを勉強時間に費やしていました。

そして、前年の4月から受験勉強を開始して、翌年10月の口述試験までの約1年半の間、このペースを継続しました。

 

そうすると、だいたい一日に6時間の勉強を1年半やったと考えれば、私の場合、3285時間が合格までの勉強時間になりますね。

社会人が勉強時間を捻出するのは大変

もっとも受験生当時、私は学生だったので、これだけの勉強時間を確保することができました。

仮に、

一発合格のための勉強時間が1日6時間ペース

だとすると、社会人の方がそのくらいの勉強時間を確保するには、かなりがんばらなければなりません。

イメージとしては、

  • 平日:会社に行く前に早起きして1〜2時間、会社終わってから2〜3時間勉強する
  • 土日祝日:持てる時間を全て勉強時間に費やす。(もちろん、お盆も正月もゴールデンウィークも例外なく勉強する・・・)

というかんじですね。

仕事をやりながら(ましてや子育てをしながら)これをやるのは、かなりの体力と精神力を要するでしょう・・・。(私も今は社会人で家庭も持っているので、よくわかるつもりです)

 

しかし、私としては、なんとかがんばって1日平均6時間ペースを確保し、短期合格を目指すのが良いと考えています。

というのも、弁理士試験においては、

  • 試験に必要な知識が膨大で、ある程度の知識量まで行くと、知識を維持するだけでも大変結構な勉強時間を割かなければならない
  • 知的財産関連の法律は毎年のように法改正され、せっかく覚えた知識がどんどん古くなる

という事情があり、勉強の期間が長引けば長引くほど不利になります。

それに、何年にもわたって勉強へのモチベーションを維持し続けるのって厳しいですよね・・・。

だんだん勉強がしんどくなって、合格できないまま脱落するということにもなりかねません。

 

経験上、弁理士試験にはある種の勢いが大事です。

一発合格を目指すくらいの気持ちで短期間にガーっと勉強して、知識のピークが試験本番に重なるように持っていく、という姿勢が大事です。

 

なお、働きながらどう弁理士を目指すか?については下記の記事で書いています。

理系社会人が弁護士を目指すイメージ弁理士は働きながらでもなれる?|社会人は時間の捻出がカギ

 

もちろん、それだけの時間を勉強に費やしたからといって、合格が保証されるわけではありません。

特に一発合格のためには、とにかく無駄なことをやめ、効率性を極限にまで高める必要があります。

弁理士試験の勉強法【基本スタンス】

勉強しているイメージ

弁理士試験の勉強における基本的なスタンスを説明します。

上で書いたように、もちろん勉強時間を取ることは重要ですが、やみくもに勉強しても合格できるわけではありません。

ここでは、弁理士試験の効率の良い勉強法について持論を書きます。

効率の良い勉強法
  • インプット:予備校の講義を徹底的に聴き込む
  • アウトプット:とにかく過去問をやる!
  • 本番形式の練習を繰り返す
  • 情報を一元化する

インプット:予備校の講義を徹底的に聴き込む

勉強の効率を最大限に高めるためにどうすればよいか?

まず、知識のインプットからみてみましょう。

 

私が推奨する効率的なインプットの方法は、

弁理士講座の講義を徹底的に聴き込むこと

です。

 

単に予備校の講義を聞くことならどの受験生も当たり前にやっていますが、大事なのは講義を聴き込む深さ。

講義動画や講義音声を活用して、1回分の講義を2,3回は繰り返して視聴して徹底的に内容を頭に叩き込みます。

 

弁理士講座の講義には、弁理士試験で必要な知識のエッセンスが凝縮されています。

また単に漫然とテキストを読むよりも、音声として講師の声で内容を聞いた方が、頭にはるかに定着します。
(前提として、自分が「この先生に着いていく!」と思える講師を吟味して選ぶことです)

私も受験生の時は、LECの佐藤 卓也先生の講義音声を1講義につき最低2、3回は聞き返していました。そして講義の中で、先生が説明した判例や学説などをテキストに書き込んでいき、情報の一元化を図りました。
(なお、私がLECの弁理士講座を受験したときの体験談はこちらを参照)

 

重要なのは、知識のインプットを講義だけに絞ることです。

 

弁理士試験の勉強では、青本や基本書を読んで法律の理解を深めることが一般的ですが、一発合格を目指すのであれば、そんなものを読んでいる時間はありません。

 

青本や基本書のたぐいは一切読まない!

条文も最初のうちは見なくて良いです。

とにかく講義を繰り返し聞いて、法律の仕組みを理解するようにしましょう。

アウトプット:とにかく過去問をやる!

弁理士試験に限った話ではないですが、試験勉強においてはとにかくアウトプットが第1です。

 

他人の試験勉強のやり方を見ていると、多くの人がインプットに偏っているように見受けられます。

予備校のテキストや青本、基本書などを読んで勉強した気になっているのです。

しかし、知識があることと、それを使いこなせることは全く違います。

アウトプットを意識しないインプットは、かならず無駄が生まれます。

 

最低、勉強時間のうち、インプットの時間とアウトプットの時間が1:1になるように心がけてください。
(試験が近づくと3:7でアウトプットを多く取ります)

 

ここで言うアウトプットとは、当然ながら「過去問を解くこと」です。

弁理士試験において過去問は唯一にして絶対のバイブル

弁理士試験の勉強を始めたばかりで少々知識が足りなくても、毎日過去問にチャレンジするようにしてください。

 

過去問題集としては、弁理士試験 体系別短答過去問のように、体系別に分けて過去問が収録されているものを使います。

講義で習った箇所に対応する過去問(例えば、講義で特許法の29条の2を習ったら、29条の2に関する過去問)を実際に解いてみて、すべての選択肢に対して自分の考えが正しかったかを解説読んで確かめます。

解説を読んでも理解できなかったところは、講義テキストで調べる、というのをひたすら繰り返します。

本番形式の練習を繰り返す

試験本番の2,3ヶ月前から本番形式の練習を繰り返し行うようにします。

本番と同じように時間を測って問題を解くことで、体に時間配分のペースを覚え込ませます。

 

練習には過去問を使いますが、あわせて予備校の模擬試験を活用して場数を踏みましょう。

 

本番形式で問題を解く練習をいかに繰り返し行ったかで、本試験での結果が決まると言っても過言ではありません。

特に本試験が近づいたら最低週に2回は本番形式の演習をしましょう。

情報を一元化する

ノートでもテキストでもいいですが、自分が得た知識や理解したことを、どこかに1つにまとめておいた方が良いです。

なにかをど忘れしたときに、それを調べてれば大抵解決する、みたいな母艦となるものを作っておきましょう。

 

例えば、講義で講師が説明した判例や学説の概要、過去問をやって分からなかったところを調べた内容などを母艦にまとめ、情報を一元化しましょう。

私の場合は、LECの短答アドバンステキストに、こういったメモを極力記入して、情報の一元化を図っていました。

弁理士試験の段階別勉強法

ステップアップのイメージ

弁理士試験は、短答試験、論文試験、口述試験の3本だてとなっていますが、それぞれどのように勉強したらいいかについて解説します。

 

短答試験

一発合格のためには、短答試験を突破しないことには話になりません。

弁理士試験の勉強を始めてから短答試験が終わるまでは、短答の勉強だけに注力しましょう。

現行の試験制度だと、いったん短答試験に合格しておけば、もし論文で落ちても2年間は短答式試験が免除になるので、なおさら短答試験にフォーカスすべきです。

 

注意すべきなのは、短答試験が終わるまで論文試験の勉強に手を出さないこと!

中途半端に論文の勉強に手をつけてもまったく力にならないからです。

とにかく短答試験に合格することが大事で、論文、口述のことは短答が終わってから考えてください。

 

短答試験の勉強法としては、上で述べたように、講義でインプット、過去問でアウトプットを徹底してやります。

 

そして、短答試験の数ヶ月前から、本番形式の練習を繰り返し行います。

本番と同じ条件で時間を測って過去問60問を一気に解くのです。

自宅で演習する際は、特許庁のサイトから年度別に過去問をプリントアウトして解くのが良いでしょう。

また、資格予備校で実施される模試も活用するようにしましょう。

私が受験生のときは、4月ごろから最低週に1回は本番形式で時間を測って過去問1年分を解く練習をしていました。あわせて、予備校の短答模擬試験も受けて、60問を解くときの時間配分を徹底的に演習しました。

 

なお、短答試験の対策法については、下記の記事で詳しく書いています。

短答の実力をつけるための過去問題集のやり方など具体的な対策の進め方を書いているので、ぜひご参考に!

短答試験の対策のイメージ弁理士短答試験の対策は?|模擬試験の使い方がカギ

論文試験

論文試験の勉強のポイントは、とにかく試験と同じ時間を測って論文を書く経験を積むこと。

 

もちろん書いた論文に対してフィードバックをもらうことも大事ですが、それ以前にまず実際に手を動かして文章を書くことがもっと大事です!

これに尽きます。

 

私も経験がありますが、最初はまったくと言っていいほど書けません。

答案用紙の半分もいかないうちに書くことがなくなってしまいます。
(問題によっては、1行も書けないこともザラにあります)

論文の内容をどうする云々の以前に、そもそも文章が書けないんです。

 

それが、毎日手を動かして文章を絞り出す訓練をしていくうちに、だんだんと書ける文章が長くなっていきます。

私が受験生のときは、短答試験終了後から本格的に論文試験の勉強を始めました。過去問や模擬試験の問題集を使って、毎日最低1通は論文を書いていました。もちろん、並行して予備校の論文模擬試験も受けて、場数を踏みました。
後半になると書き過ぎで手首が腱鞘炎になってしまったので、そのときは仕方なく答案の構成だけを考える練習をするようにしていました。

 

それなりに文章が書けるようになってきたら、加点につながるポイントをいかに効率良く論文に入れ込めるかを意識します。

例えば、LECから出版されている弁理士試験 年度別論文過去問は、論文試験問題の答案として、

  • オーソドックスな「答案例」
  • 講師参考答案

の2つが掲載されており、とりあえず合格点を取れる答案とパーフェクトな答案のレベル感がわかる、という工夫されています。

こういう教材でどういったことを書けば加点につながるかの感覚を養っておくと、本番で有利になるでしょう。

>> 弁理士試験 年度別論文過去問の商品ページ

※平成26年から令和2年まで7年分の論文式試験の過去問を収録!
※令和元年の法改正に対応対応しています!

 

なお、論文試験の対策法については、下記の記事で詳しく書いています。

論文の基本的な書き方や対策の進め方を書いているので、ぜひご参考に!

論文試験の勉強のイメージ弁理士論文試験の対策法おしえます!書き方もご紹介

口述試験

口述試験は要は面接みたいなものなので、短答や論文とはまた違ったスキルが必要です。

 

短答と論文を突破したのなら、法律の知識は十分にあるはずですが、口頭で答えとなると最初はなかなかスムーズにいきません。

 

口述試験の勉強についても、とにかく機会を作って実践で場数を踏むことに尽きます。

予備校で口述試験の模試を受けるのはもちろん、各弁理士会派(春秋会や弁理士クラブなど)が答練会をやっていますので、片っ端から参加しましょう。

 

あわせて、LECの口述アドヴァンステキストで模範的な解答例をおさえておくと良いでしょう。

口述で回答することを想定して、条文の定義や趣旨が端的にまとまっており、直前の対策にうってつけです。

>> 口述アドヴァンステキストの商品ページ

※令和元年まで9年分の口述試験を再現しています!

 

あと、口述試験では、条文の内容を正確に再現することが求められる試験です。

条文がスラスラ口から出てくるように、条文を声に出して読むことが効果的。念仏のように唱えましょう。

合格はもうすぐです!

 

なお、口述試験の対策方法については、下記の記事で書いています。

弁理士口述試験のイメージ弁理士口述試験の対策法

弁理士試験一発合格のための【初学者べからず集】

べからす集のイメージ

上で述べた内容と一部かぶりますが、一発合格を目指す弁理士試験の初学者がやってはいけないことを挙げておきます。

初学者べからず集
  • いきなり条文を読んではいけない
  • 青本・基本書を読んではいけない
  • 独学で勉強しようとしてはいけない
  • 勉強仲間を作ってはいけない
  • 実務にとらわれてはいけない

いきなり条文を読んではいけない

初学者のうちは、条文を読む必要はありません。

読んでも、内容が頭に入りませんし、内容を間違って理解してしまう可能性があるからです。

 

弁理士講座の講義の中で条文を参照する程度であればいいのですが、本格的に条文を読み込むのは弁理士講座の講義が一通り終わってから(試験勉強開始から1年後くらい)にしましょう。

青本・基本書を読んではいけない

一発合格を目指す初学者にとって、青本(工業所有権法逐条解説)や基本書(吉藤中山など)を読む必要は全くありません

予備校のテキストや過去問題集の解説に青本の記載が引用してあるので、それで十分です。

 

たしかに青本や基本書を読めば法律の深い知識が深まるかもしれませんが、弁理士試験合格のために必須ではありませんし、何百ページもある分厚い本を読むのは効率が悪すぎます。

 

青本などを読む暇があるのなら、その時間を過去問を復習したり、本番形式の練習をする時間に当ててください。

 

なお、弁理士試験初学者向けのおすすめ参考書については、下記の記事で解説しています。

知財戦略の本のイメージ弁理士試験の参考書・教材はこれ!【必須度もあわせてご紹介】

独学で勉強しようとしてはいけない

弁理士試験は難関資格であり、難解且つ膨大な量の法律知識を理解する必要があります。

そのため、予備校で弁理士講座を受けることは必須で、間違っても独学でやろうとしてはいけません。

特に一発合格を目指すならなおさらです。

 

少々のお金をケチって、貴重な時間を無駄にしないように!

 

なお、弁理士講座を受けるにあたっては、各資格予備校の無料講座を受講するなど、できるだけ多くの講師の授業を受けてみることをおすすめします。

 

以下、弁理士講座を提供する代表的な資格予備校を挙げておきます。

大手資格予備校のLEC(東京リーガルマインド)は、弁理士試験の予備校としては最も知名度が高く、長年合格者を多数出してきた実績があります。

また、講師のバリエーションも豊富で、通学とオンライン講座を柔軟に組み合わせられるのもLECの強みです。

その分受講料は高いですが、それを許容できる人は、やはりLECを選択するのが一番無難でしょう。

>> LECの弁理士講座の詳細を見る

※弁理士予備校の中で知名度No.1!合格実績が圧倒的

 

一方で、資格スクエアはオンライン講座に特化していますが、その分受講料はLECよりだいぶ安いです。

また、オンライン資格スクールの中ではサポート体制が手厚く、合格実績があるのも資格スクエアの特徴です。

受講料を抑えつつも、一定のクォリティを担保したい方は、資格スクエアを検討してみると良いでしょう。

ユーザ登録(無料)をすることにより、お試しの講義動画が視聴できるので、ぜひ体験してみることをおすすめします。

>> 資格スクエアに無料ユーザ登録する

※ベテラン講師の講義がLECの約半額で受けられる!
※無料登録でお試し講座を視聴できます

 

なお、各資格予備校の弁理士講座の比較について下記の記事でまとめています。

弁理士講座を提供する全予備校・資格スクールの特徴をまとめていますので、ぜひご参考に!

弁理士予備校のイメージ弁理士の通信講座を比較【2021年版】選び方5つの観点はこれ!

勉強仲間を作ってはいけない

モチベーションを上げるために、弁理士試験合格を目指す勉強仲間を作って一緒に勉強するという人もいます。

しかし私としては、試験勉強は一人で孤独にやったほうがいいと思います

 

勉強仲間を作ると、他人のペースに巻き込まれてしまいます。

他人が使っている参考書だったり勉強のやり方だったりに翻弄されてしまい、自分のやり方がブレてしまいます。

 

特にベテラン受験生と呼ばれる、長年弁理士の勉強をしている人には近付かない方が無難でしょう。

確かにベテラン受験生の中には講師も凌ぐほど法律に詳しい人もいたりして、勉強法や参考書について一家言を持っています。

しかし所詮は弁理士試験に合格したことがない人たちであり、本来的には彼らの勉強法は信用するに足りません。

 

どうしても他人のアドバイスが欲しいときは、予備校の講師(それが難しければ最近弁理士試験に短期合格した人)に相談するようにしましょう。

実務にとらわれてはいけない

弁理士試験はあくまで法律知識を問う試験です。

従って、ときには実務的にありえないようなことが答えになる可能性もあります。

 

このことについては、1つ印象的な経験があります。

私が弁理士試験の論文試験を受験した際に、

特許出願の早期権利化

について答えさせる問題が出題されました。

普通に考えると「早期審査をかける」などが思い浮かびますが、この問題の重要な論点の1つに「実用新案への出題変更」がありました。

実用新案は実体審査を経ずに登録されるので、早期権利化が実現できるというわけです。

しかし実際の実務において実案への変更などはありえない選択肢です。(会社でやったら怒られるレベルです)

そのため、特許の実務経験が豊富な受験生ほど答えられなかった問題だったと思います。

一方、当時学生だった私は、知財実務を全くやったことが無かった故に、わりとすんなり実案への出題変更も書けました。

 

このように、弁理士試験においては、時として知財実務の経験が仇になることがあります。

弁理士受験生の立場としては、今まで実務でやってきた常識はいったん忘れて、まっさらな頭で勉強するように心がけましょう。

これができず、知財実務的な常識にとらわれている人(実務経験が豊富で変にプライドがある人)は、結果的に伸び悩むことになります。

まとめ

というわけで、長々と弁理士試験の勉強法について持論を書いてきました!

 

再度、弁理士試験に一発合格するために大事な点をまとめると、

  • 合格までに約3000時間の勉強時間が必要
  • 最も効率的なインプット方法は、弁理士講座の講義を繰り返し聴き込むこと
  • アウトプット(過去問を解くこと、実戦形式の練習)を徹底的に行う
  • 勉強のメモをノートやテキストに一元化する

ということが挙げられます。

また、初学者は、

  • いきなり条文を読んではいけない
  • 青本・基本書を読んではいけない
  • 独学で勉強しようとしてはいけない
  • 勉強仲間を作ってはいけない
  • 実務にとらわれてはいけない

といったことを意識するのが良いでしょう。

 

弁理士試験合格を目指す方の参考になれば幸いです!

弁理士試験の参考書はどう選ぶ?

弁理士の勉強を始めたばかりの初学者うちは、どういう参考書を揃えたらよいか迷うもの。

予備校のテキストを使うにしても、過去問題集や法文集は最低限自分で揃えなければなりませんが、本屋にいくと弁理士試験対策を謳う本が溢れていて途方に暮れてしまったという方も多いのではないでしょうか?

 

弁理士試験のおすすめの参考書については以下の記事を参考にしてみてください。

とくに初学者に向けて、弁理士試験で揃えておくとよい参考書を解説していますので、ぜひ!

知財戦略の本のイメージ弁理士試験の参考書・教材はこれ!【必須度もあわせてご紹介】

弁理士講座はどう選ぶ?

難関である弁理士試験を突破するためには、資格予備校が提供する弁理士講座を受講することが欠かせません。

 

合格のカギになるのが、自分に合った弁理士講座を選ぶことです。

無料説明会や公開セミナーなどを利用して色んな講師の講義を聞いてみて、自分にとってベストな講師を見つけましょう。

 

代表的な資格予備校としては、

などがありますので、講師をチェックしてみるとよいでしょう。

弁理士講座の選び方について下記の記事でまとめています。

弁理士講座を提供する全予備校について特徴をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!

弁理士予備校のイメージ弁理士の通信講座を比較【2021年版】選び方5つの観点はこれ!