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弁理士試験の勉強にあたっては、必要となってくるのが、諸々の参考書。
とくに、弁理士試験の初学者は何を揃えたらいいのか、途方に暮れるのではないでしょうか?
この記事では、主に弁理士試験の初学者の方に向けて、弁理士試験の参考書についてご紹介することにします!
ちなみに、これを書いている私は、学生時代に弁理士を目指し、LECに通って猛勉強した末、弁理士試験に一発合格した経験があります。
各参考書について、私の受験経験を元に、下記の基準で「必須度」をつけてご紹介します。
必須度:★★★★★(星5) これだけは買っといて!
必須度:★★★★ (星4) ぜひ揃えたい
必須度:★★★ (星3) 手元にあると便利
必須度:★★ (星2) 条件が合うなら買ってもいいかも
必須度:★ (星1) お金と時間に余裕があれば・・・
弁理士試験入門の本
まずご紹介するのが、弁理士試験入門の本です。
「これから弁理士試験を受けてみようかな〜?」と検討している人向けです。
試験勉強というよりは、弁理士試験のことをより理解するための読み物ですね。
以下に紹介する本は、弁理士試験の試験制度や勉強法、弁理士になった後のキャリアなどがわかりやすく書かれています。
試験勉強には必ずしも必要ないですが、手元にあるとなにかと便利です。
書籍名 | 必須度 |
弁理士試験への招待 |
★★★ 試験制度や合格体験記などの情報が網羅され、弁理士試験入門に最適! |
こんなにおもしろい 弁理士の仕事 |
★★ 弁理士の仕事について解説されており、具体的なイメージを膨らませることができる |
弁理士試験への招待
「弁理士試験への招待」は、タイトルの通り、これから弁理士試験を目指す人向けに書かれた入門書です。
弁理士試験の概要や、どういう風に勉強を進めるか、合格者の受験体験記などが書かれています。
別に弁理士試験の勉強に必須というわけではありませんが、これから弁理士試験を受験しようと思っている人には是非読んでほしい本です!
特に受験体験記は、仕事や子育てをしながら難関資格である弁理士に挑む受験生の姿がリアルに書かれていて、受験勉強のイメージが湧きます。
私も弁理士試験を受けようと思ったときに本書を買って、これを読んではモチベーションを上げていた覚えがあります(笑)
こんなに面白い弁理士の仕事
必須度:★★(星2) 条件が合うなら買ってもいいかも
「こんなにおもしろい 弁理士の仕事」は、弁理士の仕事について具体的なイメージを膨らませるのに最適な本です。
本書では、主に特許事務所において、弁理士がどのように仕事をするのかがリアルに書かれています。
特に知財の仕事をしたことが無い人は、本書で弁理士がどのようなものなのかを知った上で、本当に弁理士を目指すのかしっかり考えた方が良いでしょう。
なお、私が受験生だった頃(当時学生)は、試験勉強の合間に本書を読んで、弁理士のキラキラした想像を膨らませつつモチベーションを上げていました(笑)
弁理士試験初学者におすすめの参考書
ここからは、弁理士試験を始めたばかりの初学者向け参考書をご紹介します。
特に前半で紹介する短答の過去問題集や法文集は、弁理士の勉強を始めるにあたって必要最低限のものです。
また、独学で勉強を進める場合は、テキストも必要になるでしょう。
(最終的には他の参考書も必要となりますが、それらは後述する「学習経験者向けの教材」を参照)
書籍名 | 必須度 |
弁理士試験 体系別短答過去問(特許法・実用新案法・意匠法・商標法) |
★★★★★ 弁理士短答試験の過去問題集(特実意商)。試験勉強に必須なので必ず揃えるべき |
弁理士試験 体系別短答過去問(条約・著作権法・不正競争防止法) |
★★★★★ 弁理士短答試験の過去問題集(条約、著作権、不競法)。試験勉強に必須なので必ず揃えるべき |
弁理士試験 四法横断法文集 |
★★★★ 受験生に人気の四法(特・実・意・商)対照形式の法文集。各条文の対比がしやすい |
知的財産権法文集 |
★★★★★ 通常の形式の法文集。弁理士試験から知財実務まで幅広く活用できる |
弁理士スタートアップテキスト |
★★ 弁理士試験の試験範囲がコンパクトに網羅されており、全体像を把握するのに最適 |
弁理士試験 エレメンツ (1) 特許法/実用新案法 |
★★ 弁理士試験用の本格的なテキスト(特許・実用新案)。予備校のテキストがない場合は必要 |
弁理士試験 エレメンツ (2) 意匠法/商標法 |
★★ 弁理士試験用の本格的なテキスト(意匠・商標)。予備校のテキストがない場合は必要 |
弁理士試験 エレメンツ (3) 条約 / 不正競争防止法 / 著作権法 |
★★ 弁理士試験用の本格的なテキスト(条約・不競法・著作権)。予備校のテキストがない場合は必要 |
弁理士試験 体系別短答過去問(LEC)
必須度:★★★★★(星5) これだけは買っといて!
まず弁理士試験の初学者に必ず揃えてほしいのが、短答試験の過去問題集です。
短答試験は弁理士試験の第一関門であり、短答の勉強でしっかりと知識をつけておくことで、その後の論文・口述で戦える基礎力が付きます。
短答試験の過去問題集は、大手資格予備校のLECが出版する「弁理士試験 体系別短答過去問」が定番です。
過去10年分の本試験の過去問が、体系別(条文ごとに関連する過去問がまとめられている)で収録されています。
の2冊に別れています。
なお、過去問題集は必ず最新版のものを購入するようにしましょう。
知的財産関連の法律は毎年のように法改正がなされ、過去に正解だった選択肢が法改正後には誤りとなることが頻繁に起こるためです。
LECの短答過去問題集の場合、例年11月〜12月頃に改定されるので、覚えておくとよいでしょう。
弁理士試験 四法横断法文集(四法対照法文集)
必須度: ★★★★(星4) ぜひ揃えたい
もう一つ、弁理士試験の初学者がマストで揃えたいものに、法文集があります。
特許法など弁理士試験に出題される各種法律の条文を収録したものです。
弁理士試験では、法文集を文字通り座右の書として勉強しなければなりません。
「弁理士試験 四法横断法文集」は、特許、実用新案、意匠、商標の各法律が、4段に分かれて記載されている構成になっています。
各法律の比較がしやすく、弁理士受験生に絶大な人気をほこっています。
各ページに余白が多くあるので、法文集への書き込みにも適しています。
なお、上記はTACが編集したものですが、同様のコンセプトでPATECH企画からも同様の法文集が出ています。
書体などの好みで読みやすい方を買えばよいかと思います。
知的財産権法文集(PATECH企画)
必須度: ★★★★★(星5) これだけは買っといて!
上で紹介した四法横断法文集の欠点は、各条文の縦幅が狭く、若干読みにくいところ・・・。
四法対照ではない、通常の構成の法文集も手元にほしいところです。
条文の読みやすさという点では、PATECH企画の「知的財産権法文集」が、個人的に一番だと思います。
民法や民事訴訟法の抜粋もついているので、弁理士試験はもとより、知財実務で使う法律もほとんどこの一冊で事足ります!(実際、私は今でもこちらの法文集をオフィスの机に置いています)
知財の仕事をするなら、座右の書としたい一冊!
なお、発明推進協会からも同様の法文集が出版されてますが、こちらはちょっと読みにくい気がします。(まあ、個人の好みの問題ですが・・・)
弁理士スタートアップテキスト
必須度:★★(星2) 条件が合うなら買ってもいいかも
各資格予備校から弁理士試験対策用のテキストが出版されています。
基本的に、資格予備校の弁理士講座を受講しているのであれば、講座にテキストが付属しているので、市販のテキストを買う必要はありません。
一方、独学で弁理士試験を目指す人は、自分でテキストを買い揃える必要があります。
「弁理士スタートアップテキスト」は、弁理士試験の初学者が試験範囲の全体像を掴むのに最適です。
著者の伊藤 隆治氏は、弁理士試験のオンライン学習サービスを提供しているSTUDYingの講師です。
弁理士試験の試験範囲はかなり膨大になりますが、本書では重要部分のみコンパクトに集約し、豊富な図表や具体例で初学者もわかりやすい構成になっています。
本書でざっと全体像を掴んでおくことで、個々の科目の理解が深まりやすいでしょう。
弁理士試験エレメンツ(TAC)
必須度:★★(星2) 条件が合うなら買ってもいいかも
「弁理士試験 エレメンツ」は、資格予備校の大手であるTACから出版される、弁理士試験のテキストです。
弁理士試験エレメンツは、
の3冊に別れています。
市販のテキストの中では完成度が高いため、独学で勉強を進める予定の方は揃えておくと良いでしょう。
一方、すでにLECなどで弁理士講座を受講している方は、予備校のテキストがあるので基本的に不要だと思います。
もし、予備校のテキストが自分に合ってない場合などは検討しても良いかもしれません。
弁理士学習経験者向けの教材
弁理士の勉強を始めてから半年〜1年くらい経つと、論文や口述の対策が必要になってきます。
ここでは、学習経験者向けの教材をご紹介します。
書籍名 | 必須度 |
弁理士試験 論文式試験 過去問題集 |
★★★★ TACから出版される論文試験の過去問題集。問題文の着目点や答案構成などが身につくように工夫されている |
弁理士試験 年度別論文過去問 | ★★★ LECから出版される、年度別の論文過去問題集。最低限合格点が取れる答案とパーフェクトな答案とが掲載されており、論点の取捨選択の力が養われる |
口述アドヴァンステキスト | ★★★ LECから出版されている、口述試験向けのテキスト。論文試験が終わってから購入を検討すると良い |
工業所有権法(産業財産権法)逐条解説 |
★★★ 通称「青本」と言われ、弁理士試験において重要視されている書籍。ある程度学習が進んでから手を出すべき |
商標審査基準 |
★★★★ 審査基準に関する内容も本試験で出題されるので、目を通しておくべき |
産業財産権法の解説 |
★★★★ いわゆる「改正本」。試験で問われやすいポイントなので、過去5年くらいに遡って法改正を把握しておきたい |
弁理士試験 論文式試験 過去問題集(TAC)
「弁理士試験 論文式試験 過去問題集」は、資格予備校であるTACから出版される論文試験の過去問題集です。
本書では、過去問の模範答案や解説だけでなく、
- 問題文を読む際に着目すべき点、注意すべき点
- 答案構成(答案を書き始める前に組み立てるべき「骨組み」の部分)
が明示されており、論文答案の組み立て方を身に付けられるように工夫されています。
また、本書は書店やアマゾンなどのネット通販で容易に入手できるのもメリットです。
まずは、本書に収録されている過去問について繰り返し学習し、本試験までに完全に答案を再現できるようになりたいところです。
弁理士試験 年度別論文過去問(LEC)
必須度:★★★(星3) 手元にあると便利
「弁理士試験 年度別論文過去問」は、LECから出版される、年度別の論文過去問題集です。
本書の特徴としては、論文試験問題の答案として、
- オーソドックスな「答案例」
- 講師参考答案
の2つが掲載されている点です。
これによって、とりあえず合格点を取れる答案とパーフェクトな答案のレベル感がわかる、という工夫されています。
両者を見比べることで、最低限どういった点をおさえれば加点につながるのかが理解しやすくなっています。
本書は、LECのオンラインショップから購入することができます。
※平成28年から令和4年まで7年分の論文式試験の過去問を収録!
※令和元年の法改正に対応対応しています!
口述アドヴァンステキスト(LEC)
必須度:★★★(星3) 手元にあると便利
「口述アドヴァンステキスト」は、LECから出版されている、口述試験向けのテキストです。
10年分の口述試験の再現問題とそれに対する回答が体系別に収録されています。
論文試験に受かって、口述試験の勉強を始める段階になってから購入を検討すれば良いでしょう。
本書はLECのオンラインショップから購入することができます。
※令和4年まで10年分の口述試験を再現しています!
工業所有権法(産業財産権法)逐条解説(青本)
必須度:★★★(星3) 手元にあると便利
特許庁が出版する基本書がいくつかあります。
本試験に出題される可能性が高く、いずれも重要度は高いです。
その中でも、「工業所有権法(産業財産権法)逐条解説」は、通称「青本」と呼ばれており、弁理士試験において非常に重要な書籍です。
条文の立法趣旨、旧法からの変遷などが書かれており、条文を深く理解することができます。
ただ、初学者が読むには、ハードルが高いので、1年位勉強してある程度知識が身についてから買うで良いかと。
正直、予備校のテキストや過去問題集の解説で青本の内容が引用されているので、個人的には世間で言うよりは必須度は高くないと思っています。
なお、特許庁のサイトでPDF版がダウンロード可能なので、外出先で参照したい場合はこちらが便利。
審査基準
必須度:★★★★(星4) ぜひ揃えたい
審査基準とは、「特許庁では出願をこういう基準で審査しますよ〜」という審査のガイドラインです。
特に、意匠と商標の審査基準は、本試でも問われるので読んでおきましょう。
なお、審査基準は特許庁のサイトでも公開されています。
産業財産権法の解説(改正本)
必須度:★★★★(星4) ぜひ揃えたい
産業財産権に関する法律の改正内容をまとめた本です。
法改正は弁理士試験で問われやすいポイントなので、少なくとも過去5年分くらいの改正本は目を通して、内容をしっかり頭に入れておきましょう。
- >>「令和3年改正 産業財産権法の解説」の商品ページ
- >>「令和元年改正 産業財産権法の解説」の商品ページ
- >>「平成30年特許法等の一部改正産業財産権法の解説」の商品ページ
- >>「平成27年特許法等の一部改正 産業財産権法の解説」の商品ページ
なお、特許庁のサイトからも同様の内容を見ることができます。
法律関連の参考書(いわゆる基本書)
必須度:★(星1) お金と時間に余裕があれば・・・
弁理士試験には、「基本書」と呼ばれる、法学者の偉い先生が書いた法律の解説書があります。
各法律の論点や学説、判例などが事細かく書かれており、基本書を読み込めば、法律への一段深い理解をすることができます。
ただ、 別に基本書を読まなくても弁理士試験に合格することは十分可能ですし、 むしろ短期合格を目指す場合には弊害になるように思います。
少なくとも、初学者は全くもって不要です。
一応、以下に有名どころを箇条書きで挙げておきます。
- 標準特許法 第7版(高林 龍 著) ※コンパクトで内容が良くまとまっており、基本書の中では一番おすすめ
- 特許法 第4版(中山 信弘 著) ※知財の大家、中山先生による特許法の解説
- 特許法概説(吉藤 幸朔 著) ※通称「吉藤」と呼ばれる特許法の有名な基本書。しかし、改定がなされておらず内容が古い
- 新版 意匠法〈第3版〉(末吉 亙 著)
- 商標法 第2版(茶園 成樹 著)
- 商標(網野 誠 著) ※通称「網野」と呼ばれる商標法の有名な基本書。しかし、改定がなされておらず内容が古い
- 著作権法(第3版)(中山 信弘 著) ※中山先生の著作権法の解説。選択科目で著作権を取るならあっていいかも
- 逐条解説 不正競争防止法〔第2版〕
- パリ条約講話(後藤 晴男 著)
まとめ:弁理士試験の参考書を必須度別に再掲
というわけで、弁理士試験の参考書をざーっと挙げてみました!
上でご紹介した参考書を必須度別に分けて再掲します。
必須度:★★★★★(星5) これだけは買っといて!
書籍名 | 必須度 |
弁理士試験 体系別短答過去問(特許法・実用新案法・意匠法・商標法) |
★★★★★ 弁理士短答試験の過去問題集(特実意商)。試験勉強に必須なので必ず揃えるべき |
弁理士試験 体系別短答過去問(条約・著作権法・不正競争防止法) |
★★★★★ 弁理士短答試験の過去問題集(条約、著作権、不競法)。試験勉強に必須なので必ず揃えるべき |
知的財産権法文集 |
★★★★★ 通常の形式の法文集。弁理士試験から知財実務まで幅広く活用できる |
必須度星5では、弁理士予備校に通おうが独学で勉強しようが、弁理士受験生であれば最初に絶対に揃えるべき書籍を挙げています。
まず、「弁理士試験 体系別短答過去問」は、弁理士試験の勉強のマストアイテムと言えるでしょう。
短答試験の過去問を繰り返しやって完璧に仕上げることが、弁理士試験対策の定石です。
さらに、短答の勉強で身につけた知識は、その後の論文・口述試験の知識のベースになります。
これがないと勉強にならないレベルです。
もう一つ星5で挙げたのが、「知的財産権基本法文集」で、これも弁理士の勉強には必須ですね。
弁理士試験の勉強は条文に始まり条文に終わると言われます。
テキストや問題集で学んだ事項は、必ず法文集を開いて元となる条文を確認する癖をつけましょう。
なお、法文集は四法対照のものでもいいのですが、私の個人的な体験として、最初、四法対照の法文集を買ったけど読みにくくて、普通の形式の法文集を買ったという経験があるので、こちらを星5にしてます。
必須度:★★★★(星4) ぜひ揃えたい
書籍名 | 必須度 |
弁理士試験 四法横断法文集 |
★★★★ 受験生に人気の四法(特・実・意・商)対照形式の法文集。各条文の対比がしやすい |
弁理士試験 論文式試験 過去問題集 |
★★★★ TACから出版される論文試験の過去問題集。問題文の着目点や答案構成などが身につくように工夫されている |
商標審査基準 |
★★★★ 審査基準に関する内容も本試験で出題されるので、目を通しておくべき |
産業財産権法の解説 |
★★★★ いわゆる「改正本」。試験で問われやすいポイントなので、過去5年くらいに遡って法改正を把握しておきたい |
星4で挙げた参考書は、重要度は高いものの、学習がある程度進んでから(大体勉強開始から半年〜1年程度が目安)揃えた方が良いものが中心です。
「弁理士試験 四法横断法文集」は、四法(特実意商)の条文の構造の差異が理解しやすいですが、上で述べた通常形式の法文集といずれか1冊があれば良いと思います。
「弁理士試験 論文式試験 過去問題集」は、短答の勉強がある程度進んだら論文試験対策として購入したい書籍です。
審査基準や改正本などの特許庁関連の文書は製本版もありますが、お金をかけたくなければ特許庁のサイトから無料でPDFをダウンロードできます。
必須度:★★★(星3) 手元にあると便利
書籍名 | 必須度 |
弁理士試験への招待 |
★★★ 試験制度や合格体験記などの情報が網羅され、弁理士試験入門に最適! |
弁理士試験 年度別論文過去問 | ★★★ LECから出版される、年度別の論文過去問題集。最低限合格点が取れる答案とパーフェクトな答案とが掲載されており、論点の取捨選択の力が養われる |
口述アドヴァンステキスト | ★★★ LECから出版されている、口述試験向けのテキスト。論文試験が終わってから購入を検討すると良い |
工業所有権法(産業財産権法)逐条解説 |
★★★ 通称「青本」と言われ、弁理士試験において重要視されている書籍。ある程度学習が進んでから手を出すべき |
星3で挙げた「弁理士試験への招待」は、弁理士試験の試験制度や勉強法がわかりやすく書かれており、モチベーションも上がるので個人的には非常におすすめですね。
青本は、弁理士試験の重要参考書と言われていますが、初学者の方が手を出すと消化不良を起こす可能性大です。
また、短期合格を狙う場合は本書を読み込むより過去問演習に時間を割いた方が良いので、必須度を落としています。
必須度:★★(星2) 条件が合うなら買ってもいいかも
書籍名 | 必須度 |
弁理士スタートアップテキスト |
★★ 弁理士試験の試験範囲がコンパクトに網羅されており、全体像を把握するのに最適 |
弁理士試験 エレメンツ (1) 特許法/実用新案法 |
★★ 弁理士試験用の本格的なテキスト(特許・実用新案)。予備校のテキストがない場合は必要 |
弁理士試験 エレメンツ (2) 意匠法/商標法 |
★★ 弁理士試験用の本格的なテキスト(意匠・商標)。予備校のテキストがない場合は必要 |
弁理士試験 エレメンツ (3) 条約 / 不正競争防止法 / 著作権法 |
★★ 弁理士試験用の本格的なテキスト(条約・不競法・著作権)。予備校のテキストがない場合は必要 |
こんなにおもしろい 弁理士の仕事 |
★★ 弁理士の仕事について解説されており、具体的なイメージを膨らませることができる |
星2で上げた参考書は、弁理士試験対策講座を受講している場合は、基本的に不要です。
ただ、オンラインの資格学習サービスだと、付属のテキストがあまり充実してない場合もあるので、そういった場合はエレメンツなどで補強しておくと良いと思います。
必須度:★(星1) お金と時間に余裕があれば・・・
書籍名 | 必須度 |
標準 特許法 |
★ コンパクトで内容が良くまとまっており、基本書の中では一番おすすめ |
基本書は、難解且つボリュームが凄まじいので、短期合格を目指す受験生にはおすすめできません。
ただ、「標準 特許法」は、基本書にしては分量が控えめで、実務家の評価が高い書籍なので、余裕があれば読んでおくと良いと思います。
(なお、星1というのは弁理士試験対策の優先度を考えた上での評価なので、書籍自体の内容が悪いという意味ではないです)
以上、弁理士試験の参考書選びのご参考になれば幸いです!
弁理士試験の勉強法は?
弁理士試験に合格するためには、最低1年は勉強をしなければならず、長丁場になります。
その際に、鍵となるのがいかに効率的に勉強を進めるかということ。
特に短期合格を狙うのであれば、勉強の効率性を高めるために知恵を絞る必要があります。
弁理士試験の勉強法(おもに初学者向け)は、下記の記事で書いてます。
私が弁理士試験に一発合格を果たしたときの経験を元に持論を書いていますので、ぜひご参考に!
弁理士試験の勉強法|一発合格のための非常識なやり方とは?弁理士講座はどう選ぶ?
難関である弁理士試験を突破するためには、資格予備校が提供する弁理士講座を受講することが欠かせません。
合格のカギになるのが、自分に合った弁理士講座を選ぶことです。
無料説明会や公開セミナーなどを利用して色んな講師の講義を聞いてみて、自分にとってベストな講師を見つけましょう。
代表的な資格予備校としては、
- LEC(東京リーガルマインド) ※弁理士予備校の最大手で合格実績が豊富。短期合格を狙いたいならここ!
- 資格スクエア ※オンラインの弁理士講座を提供。受講料がLECのほぼ半額と安い
各資格予備校の弁理士講座の比較については、下記の記事でまとめています。
弁理士講座の選び方のポイントや、全予備校の弁理士講座の特徴をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!
弁理士の通信講座おすすめ【2024年版】全予備校を徹底比較