理系の院生だったぼくが文系就職した理由

理系の学生の中には、

自分は研究職に向いてないな・・・

と感じて、文系就職(研究や開発以外の仕事に就く)に切り替えて就職活動している人もいるんじゃないでしょうか?

実は、かくいう私もその一人で、研究職を諦めて文系就職しました(笑)

 

この記事では、当時理系の院生だった私が、どのような理由で研究職を諦め、文系就職したかを書いてみたいと思います!

 

自分は研究者に向いていないと思った理由

なんとなくで大学院に進学

学部では、化学専攻だった私。

理系の学生の多くは大学院に進むので、私も特に考えなく周りと同じように大学院に進みました。

 

で、入ったのが、創薬化学(薬の原料となる化合物を合成する)をメインの研究テーマにしている研究室。

学部では化学を専攻していたのですが、その中でも有機化学に興味があったので、その研究室に入りました。

 

研究に対してそれほど興味が持てないことに気付く

研究室に入って間もなく、自分は研究者に向いていないなと痛感しました・・・。

理由は、端的に言うと、「自分は研究に興味がないんだな」というのを実感したからです。

 

指導教官やまわりのドクターの人を見ても、研究対象への興味や研究への打ち込み具合が並外れていました。

昼夜問わず、化学反応をセットし、合間に科学論文を読み、反応の結果が出たら諸々の分析をやって、それを研究ノートに書き込み・・・。

 

まあ、研究者として生きていくんなら上記は当たり前のことではありますが、

とてもではないが、自分はそこまで研究に打ち込めない・・・。

 

というわけで、修士課程に入ってわりとすぐの段階で、

少なくともドクターに進むのはやめよう

と決意しました。

 

弁理士資格との出会い

たまたま読んだ古本が人生を変えた?!

「自分の将来どうするんだろうな・・・」漫然と考えていたある日。

ブックオフで、理系の研究者について書いた古本を見つけたので、買ってみました。

 

その本は、理系の学生がドクター(博士課程)に進んで、研究者としてやっていくためのあれこれを書いた本でした。

 

で、その本の巻末に、研究者以外の理系のキャリアがオマケ程度に紹介されていて、その中に「弁理士」というものが紹介されていました。

 

弁理士に運命を感じる

弁理士は、研究者がした発明を特許出願したりする国家資格で、特許法などの文系的な知識と、技術を理解するための理系的な知識の両方が必要な仕事、とのことでした。

 

当時の私は、研究者の道は諦めたものの、

せっかく今まで理系の勉強をしてきたんだから、何らかの形で理系の知識を活かしたい!

と考えていたので、弁理士という仕事は自分にぴったりだなぁと思いました。

 

で、そこから弁理士について調べてみると、

  • 弁理士になるには、弁理士試験に合格しなければならない
  • 弁理士試験は国家資格の中でもすごく難しい
  • 受験生は、資格予備校に通って勉強するのが普通

というのがわかりました。

 

というわけで、善は急げ!

弁理士の存在を知った次の日には、資格予備校に行って50万円近くする弁理士講座に申し込んだのです(笑)

 

なお、弁理士のことについては、「弁理士になるにはどうしたらいい?始め方を解説します!」という記事で詳しく解説しています。

弁理士になるにはどうしたらいい?始め方を解説します!

理系だったら研究職につくのが普通?

そんなわけで、研究は適当に手を抜きつつ(笑)、裏で弁理士の勉強を始めた私。

 

そうこうしている間に、就職活動の時期になりました。

製薬企業の採用活動はだいぶ早い時期から行われ、M1(修士1年)の秋くらいから就職説明会があるのです。

 

研究室の先輩は、製薬会社の研究員になるか、大学に残ってドクターに進むかのどちらかでした。

なので、私も弁理士は目指しているものの、「とりあえずは無難に製薬企業に入っておくか」という打算的な考えから、製薬企業の研究職から就活を始めました。

 

しかし、そんな安易な考えが災いしてか、結果として製薬企業からは1つも内定を得られず・・・。

その後も数ヶ月にわたって、化学メーカーや化粧品会社の開発職を受けますが、ことごとく落ちてしまいました・・・。

 

文系就職に方向転換 →内定

就職が決まらず辛い時期・・・

就職が決まらないまま、季節はすでに春になり、M2(修士2年)になっていました。

研究室の同期はすでに製薬企業から内定をもらっているのに対し、自分だけが細々と就活をしているという状況・・・。

 

就職活動するもまったく内定をもらえない一方で、弁理士試験の本番が迫っていて勉強もやらなければならない。

もちろん、本業である研究室の研究も進めなければならず、なかなか辛い時期でした・・・。

 

電気メーカーの知財専門職に内定!

そんな折に、電気メーカーが知財専門職で新卒を採用していることを知りました。

 

知財の仕事は、上で書いた弁理士の仕事と似ているのですが、特に弁理士資格を必要としません。

ただ、製薬系の研究室にいる自分には、電気メーカーは技術分野がだいぶ遠く、エントリーしても門前払いされるのではないかと躊躇しました。

ですが、自分は弁理士の勉強もしていて、研究よりも明らかに知財の仕事に興味があるので、受けてみることにしました。

 

知財専門職では、2社ほどエントリーしたのですが、そのうちの1社がトントン拍子で選考が進みました。

結果的に、ある電気メーカーの知財専門職で内定をもらいました!

 

知財は、研究や開発以外の仕事ということで、文系就職したと言えますね。

なお、知財専門職で就活したときの話は、「新卒で知財部に入るためには?」という記事で詳しく書いています。

新卒で知財部に入るためには?

まとめ

というわけで、理系の院生だった私が、研究職をあきらめて文系就職(知財の仕事に就いた)したという話でした。

 

10年くらい経ちますが、知財の仕事は今でもそれなりに気に入っているので、当時の選択は悪くなかったなと思います。

 

なにかの参考になれば幸いです!

 

なお、「理系資格のおすすめランキング!【最強なのはどれ?】」という記事で、理系に役立つ資格を紹介しているので、ご参考に!

理系資格のおすすめランキング!【最強なのはどれ?】